約 3,928,150 件
https://w.atwiki.jp/garougarou/pages/450.html
検索 もこもこエスニックコート 表示色[黒] 交換可 Copyright(C) GCREST, Inc. All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/garougarou/pages/451.html
検索 もこもこエスニックコート 表示色[青] 交換可 Copyright(C) GCREST, Inc. All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/97.html
前ページ次ページSSまとめ 13-170 13-170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/10(月) 06 44 19 ID ORhukNiDO 美空は祈る この世界の平和を 美空は祈る 何気ない日常が続く事を けがれなきこの美しい空に 13-184 13-184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/10(月) 16 23 12 ID pZJckbgY0 10日は絡繰茶々丸の日。茶々丸の半分は子供の夢で出来ています。 千雨 「……なぁ」 茶々丸「はい、何でしょうか」 千雨 「お前って、その、なんだ、ロボなんだよな?」 茶々丸「はい、そうです」 千雨 「じゃあ……ロケットパンチが出せるのか?」 茶々丸「ええ、まぁ出せますが」 千雨 「だ、出せるのか!?」 茶々丸「はい、そういう機能を付けてありますから」 千雨 「な、なら目からビームは」 茶々丸「出せますよ」 千雨 「何!畜生……製作者、分かってやがる」 茶々丸「あの、質問の意図がよく分からないのですが」 千雨 「気にするな。……だったら当然自爆装置が付いてるよな?」 茶々丸「何を根拠に当然なのか分かりませんが……付いてませんよ」 千雨 「じ、自爆装置は付いていないのか!?」 茶々丸「付いていません」 千雨 「……お前の製作者に伝言頼めるか?」 茶々丸「は?構いませんが」 千雨 「『お前は分かってるようで肝心な事を分かってない!』って言っておけ」 茶々丸「……自爆装置が、重要なのですか?」 千雨 「この上なく重要だ」 茶々丸「……理解できません」 13-245 13-245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 07 13 52 ID 43L26Sz0O のどか、雨の日に みんなは雨が嫌いと言う 濡れる、憂鬱 マイナスなイメージばかり 私はそうは思わない 雨は好き 街がしっとりと静かに濡れる 蛙の声、雨音のリズム そんな中で本を読むのが好き そして雨上がりの虹 キラキラ輝く雨の雫 虹を見て背伸びをする 爽やかなかぜが読書疲れの体を優しく包む だから雨が好き 雨が好き 13-249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[刹那] 投稿日:2005/10/11(火) 11 18 21 ID 43L26Sz0O 護りたい 約束だから 護りたい お嬢様ではなくこのちゃんとして 護りたい 愛しているから この夕凪に賭けて ただ一人を護りたい 13-250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[クギミー] 投稿日:2005/10/11(火) 12 16 28 ID 43L26Sz0O がんばれ 頑張って 今日も力いっぱい応援する 桜子、美砂、さぁ行くよ 友情のチアリーディング 終わったらみんなで牛丼食べよ でも、いつか誰か一人を応援したい でも今は精一杯チアしよう みんなを勇気づけるために 13-256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ザジ] 投稿日:2005/10/11(火) 14 30 58 ID 43L26Sz0O 私はピエロ 語る事なく笑わせる 笑顔は見せない、涙も さらに月の夜 私は自分を無くす 考えたくない ずっと一人ぼっち でも今は愛し愛してくれる人がいる きっと二人なら きっと 13-265 13-265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 17 38 53 ID KTHmIKAG0 千雨 悪夢 1/4 暗い・・ ここはどこだ? ここがどこか確認しようと体を動かす、しかしうまく動かせない 縛られている・・のか 足は両足首で、両手は手首を後ろ手にして縛られ寝転がされているらしい 何故こんな事に・・ 記憶を探る 確か帰り道・・後ろから襲われたと思う 何者かに背後から羽交い絞めにされ口を布で覆われた。その布から何か匂いがしたと思う。どんな匂いかは覚えていない その後の記憶は無い、何かの薬品で眠らされたんだろうか 足音が聞こえてきた、どうやらここはなにか部屋のようで、足音は外の廊下から聞こえてくるようだ やがてその足音は大きくなりぴたりと止まる、誰かがこの部屋の前に立ったのだろう 13-266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 17 40 01 ID KTHmIKAG0 2/4 ギギィィ・・・ 扉が開かれた、誰かが立っている。逆光でよく顔が見えない そいつは私に近づいてきた、よく見ると人影は二人だ しばらくしてそいつらは私の私の前に立つ 私は見あげてそいつらの顔を見る ザジだ、もう一人は・・和泉亜子だ 私はその顔を見て驚いたが、同時に安心した 千雨 「よかった!サジ、助けてくれ!どうしてだかわからないが監禁されてるんだ!」 ザジに助けを求める、しかしザジからは何の反応もない 千雨 「おい!どうしたんだザジ!頼むよ!和泉さんあんたでもいい!このロープを何とかしてくれ!」 ザジにだけでなく和泉にも助けを求めた、しかし和泉からも何の反応も無い しばらくして和泉は何かをつぶやく 千雨 「・・?なんだ和泉さん、なんか言ったか?」 亜子 「たゆんたゆん・・」 私は混乱する、たゆんたゆんとはなんだろうか? 13-268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 17 41 15 ID KTHmIKAG0 3/4 私は二人に仰向けにされた 二人に両肩を押さえつけられる 千雨 「なにするんだ!ザジ、やめろ!」 私は抵抗した、しかし二人がかりで押さえつけられてはどうする事も出来ない 亜子 「たゆんたゆん・・」 ザジ 「・・・おっぱい」 そう言って二人は私の上に覆い被さる 私は理解した 「たゆんたゆん」とはおっぱいの事で、「・・・おっぱい」とは私のおっぱいの事を意味する つまりこいつらは私のおっぱいを弄ぶつもりなのだ 千雨 「止めろ、この馬鹿供!おっぱいならお前らにもついているだろう!それを揉めばいいだろう!」 私はじたばたするが、それは二人をさらに興奮させただけだった 指をもみもみするように動かしながら私の胸に近づけてくる そこだけ見ればまるでホラー映画のワンシーンだ 二人の目は明らかにイッている、このためだけに生きている・・そんな感じだ そして二人の指は私の胸に欲望の毒牙を突き立てる 13-269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 17 41 42 ID KTHmIKAG0 4/4 ハッ・・!! 私は現実に引き戻された どうやら授業中に寝てしまい、悪夢を見てしまったようだ 私は額の冷や汗を拭う そうだ、あんな事が現実のはずが無い。何であんな夢を見るかな・・ 最近ストレスがたまってきているのだろうか? 今日は十分に睡眠をとろう、そう思った しかし私は知らなかった 今日、ザジが曲芸で使うロープを持っていること、和泉が保健室にあったクロロホルムを持っていることに・・・ そして悪夢は現実となる 完 13-274 13-274 名前:以下、ザジにかわりまして日替わりキャラがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 18 46 45 ID OKHVQQ+L0 11日は釘宮円の日。実は日替わりが古菲からなのはクギミーネタが思いつかなかったから。 千雨「ふぅ、たまには街に出ないとな」 釘宮「あ、長谷川ー!いい所に」 千雨「……何でこんな街中でクラスメートと会うかな」 釘宮「ねぇ、これとこれどっちがいいと思う?」 千雨「あぁ?……シルバーアクセサリーか。こんなの欲しいのか?」 釘宮「うん。で、どっちがいいかな」 千雨「知るかよ、自分で選べ」 釘宮「自分じゃどっちか選べないのよ」 千雨「なら両方買えばいいだろ」 釘宮「そんなお金ないんだって」 千雨「あー、……いっそこっちの禍々しい指輪を買ったらどうだ?」 釘宮「そんな不吉そうなの嫌だよ」 千雨「この呪われそうな感じがいいんだろ」 釘宮「じゃあ長谷川買ってみたら?」 千雨「いや、買うって言ってもサイズが合うか……お、ピッタリだ」 でんでんでんでんでんでんでんでんでーでれれん 釘宮「…………」 千雨「…………」 釘宮「…………あぁ、今の私の携帯」 千雨「着信を呪いの音楽にするな!」 それでは皆様、お付き合いありがとうございました。 13-286 13-286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 21 31 10 ID hNACb2Cc0 茶々●「まぁ大変、マスターの上履きがあんな高い所に(棒読み)」 エヴァ「(ぴょん、ぴょん)……クソッ!届かない……んぎぎぎ……茶々●!!見てないで手伝え!!」 茶々●「ハイハイ……(クスクス)」 13-287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/11(火) 22 08 10 ID 43L26Sz0O 茶々●ヒドスwww 13-308 13-308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[☆] 投稿日:2005/10/12(水) 07 13 21 ID X8BCIVD/O 朝 ちう「また寝落ちか…」 ザジ「ちう、よくない」 ちう「ははっ、ゴメン」 ザジ「あー寝癖」 ちう「さっさと直さねーとな」 ザジ「だね、朝ごはんも」ちう「よし、いただきまーす」 13-324 13-324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[15分以内にレス来なかったら実行] 投稿日:2005/10/12(水) 14 37 45 ID FGnPkEDl0 ちう「ちょっと過疎ってんな・・・・・・」 ザジ「うーん・・・・・・・」 ちう「はぁ・・・・保守も疲れるんだが」 ザジ「もう疲れてるんだったら休めば?・・・チュッ」 ちう「ら、らめぇ・・・いきなり」 ザジ「っと、疲れ取れた?」 ちう「たくぅ・・・・まぁこれでほしゅさいかいできるしありがと」 13-331 13-331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[反応なかったらって事で] 投稿日:2005/10/12(水) 17 50 37 ID cQVaG89S0 朝倉「ち、違うのよ。あれは事故で」 千雨「さぁ言いたいことはそれだけかな?」 朝倉「メイドの衣装売り払ったのは謝るから!」 千雨「もういいんだ。これで終わるからな」 朝倉「ランキングにも貢献したでしょ!?」 千雨「うん。でもな……、着替え写真盗撮して売り払うのを許せるか!」 朝倉「ねぇ分かったそれも謝るからバットを下げてお願い」ゴス 13-339 13-339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[今度は20分] 投稿日:2005/10/12(水) 18 53 42 ID OtLz+IwS0 ちう「ザジ・・・どうしたんだ?」 ザジ「ジカンガキタ・・・・・」 ちう「はぁ?一体なんなんだよ」 ザジ「モウオソインダ・・・・」 ちう「って聞いてねぇ」 ザジ「テリャアアアアア」 ちう「いいい!?」 ザジ「クラエエェェェェ!!」 新田「なnウボァァァァァァ!」 ちう「!?新田退治のための演技かよ・・・・まじなんなのかと思ったぞ」 13-342 13-342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 19 17 48 ID WGqz+rC8O ちう「このヤロー」 朝倉「ノンノンノン、ちょっと落ち着いよ」 ちう「かぁ〜これが落ち着いていられるかよ!」 朝倉「はぁ〜、短気はいけないよ短気は」 ちう「もうマジで怒った。おまえを殺して私も死んでやる」 朝倉「ら、裸体の写真をバラまかれただけで大げさっしょ?」 ちう「っ・・・!!?これが大げさじゃない状態でいられるか!」 朝倉「テヘッ☆つい出来心でさぁ」 ちう「くるしまずに殺してやる」グサッ 13-346 13-346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 19 25 24 ID BjYFT/pR0 2901/3がまん・・するです夕映の意識はその一点に集中していた今日は3−Aの遠足の日遠足とは小学校ぽいが、そこはイベント好きの3−A。とんとん拍子に話は進んだ学園から少し遠い、雪広財閥の所有する山の牧場に行くこととなった現在は移動中のバスの中夕映は襲いくる尿意と戦っていた 13-348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 19 25 47 ID BjYFT/pR0 2/3 出発前、夕映はちゃんとトイレをした 人よりも水分を多めに摂取する上、体質的に尿が作られやすい夕映である。そのあたりの対策は完璧したつもりだった 目的地まで予定で約2時間、そう思い、バスの中でいろいろあやしいジュースを飲んでしまった それが大変な自体を巻き起こした 渋滞を予測していなかったのである 膀胱は破裂寸前である もって後10分、一旦バスを止めてもらおうかと思ったが、そうはいかなかった 外の状況がそれを許さなかったのである 今通っているのは山の峠道、片側一車線の細い道である しかも前方で事故があった為、前にも後ろにも車が連なっている そして左側は崖をコンクリで覆った壁、車線をはさんだ右側も急激な崖 遠くには茂みが見える。しかし残念ながら、走ってでも途中でおもらしは確実だ つまり、このあたりでは他人に見られずにおしっこをする事は出来ないのである 夕映は悩んだ、しかしどう考えても結果は同じだった バスの中でするか、外でするか どっちにしても人に見られるのである 時間はどんどん過ぎてゆく、そして膀胱にはどんどん尿がたまってゆく 13-349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 19 26 49 ID BjYFT/pR0 3/3 体というものはうまくコントロールできないものである 意志とは別に行動する事もあり、それが元でトラブルになることもある そして夕映の体は、ついに意志とは別の行動をとった 夕映 「もった・・です」 人間は排泄という行為については快楽が伴う 特に放尿などを限界まで我慢すると、その苦しさの分以上の快楽(開放感)が与えられる つまり、限界まで我慢しておもらしした夕映の思ったことはこうだ くせに・・なるです・・ ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」 いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた 前回、古に敗者の証をつけられた。胸の七つの傷が痛々しい ハルナ 「ゆえっち、いつかおもらししちゃうだろうな。あの変なジュース利尿作用ありそうだし」 しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・ ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった 夕映 「私の特選ジュースをおごってあげるです、吐こうが漏らそうが全部最後まで飲んでもらうです・・」 完 13-350 13-350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 19 41 13 ID v8CXR5zcO 茶々丸の成績が悪い理由 今日はテストの返却日でした、マスターはテスト勉強をしていなかった為に‥‥結果は言うまでもありませんね 「おい茶々丸、ちょっとテストを見せてみろ」 「‥‥これでいいですか?」 自宅に着くなり呼び出され、私は机の上にテスト用紙を広げます 「何でこんなに点数がいいんだ!」 「‥‥何でと言われましても」 データベースに答えがあるのですから間違えようがありません 「‥‥これからは私より良い点を取ることは許さないからな」 「はあ‥‥、構いませんが」 それからというもの私は正解出来る問題も適当に間違えることにしています 私には勉強は必要無いですので‥‥、マスターが喜ぶならそれで でも、たまにはマスターにも勉強してもらいたいですね 13-358 13-358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 20 31 31 ID 5235z1Ve0 千雨「にっくき朝倉め今日こそは!」 朝倉「っちょっとちょっと、ちうちゃんやめて誰かーー!!」 千雨「たすけを呼ぼうなんてそうはいかないぜ」 朝倉「はなせばわかる」 千雨「お前に話すことなんてねえよ」 朝倉「いやーーーー!!!」 千雨「とっとと逝きな!」 朝倉「くぁwせdrftgyふじこlp;」 13-367 13-367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 22 02 14 ID 62vNUBw80 朝倉 「うんうん、うん、うん、シルブプレ oh!!トーメイニンゲン、アンニュイビーム アメマ アメマ マイクロマジック そいじゃ、ポテトチンチーン」 ピ さよ「・・・どうしたんですか?朝倉さんだれからですか」 朝倉「長谷川が盗撮はもうやめてくれって」 さよ「そんな会話だったのーーー?」 13-368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/12(水) 22 20 02 ID I7gdSo6rO 367ジャガーwザジ「ちう…」千雨「!?なんでそれ知ってるんだよ!」ザジ「だってネットアイドル一位だから…ちうって呼んでいい?」千雨「ダメに決まってるだろ!もし他の人にバレたらあたしは終わりだ!」ザジ「じゃあ『げろしゃぶ』って呼んでいい?そう呼びたかったの…」千雨(駄目だ…!げろしゃぶだけは絶対にイヤだ…!)千雨「…ちうでいいよ」 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/65.html
アルエット&アーチャー ◆tHX1a.clL. ◆ ◆ 小さな頃の小さな記憶。 『日晴』と書かれた地面の落書き。 優しそうな父の笑顔。 座ってこちらを眺める愛犬。 彼らに囲まれ、屈託のない笑顔を振りまく少女。 幸せな日々。 いつまでも続くと思っていた日々。 それが、少女が見た最後の世界。 それが、少女が今も夢見ている世界。 ◆ ◆ ある日、少女の瞳は何も映さなくなった。 彼女のくりくりとした瞳が微笑みを称えることもなくなり、ただ来る日も来る日も眩しい過去と涙で曇り続けることとなった。 別れは唐突だった。 突然父が居なくなった。ヤッターマン様の元で強制労働をすることになり有無を言う間もなく連行された。 一緒に愛犬も居なくなった。父同様、ヤッターキングダムに連れて行かれた。 母の居なかった少女は、突然一人ぼっちになってしまった。 愛するものを急に奪われる、というのはどれほどの衝撃だろうか。 少なくとも幼い彼女にとってそれは、『両目を潰してしまうほど』の衝撃だった。 その一件以来、彼女は目が見えなくなった。 瞳自体になんの変化もない。 ただ、心が……深く傷ついた心が、今まで当然のように行ってきた『見る』ことを拒むようになった。 彼女の心は、残酷な世界に耐えられなくなり、瞳を閉ざした。 そうして少女は、世界と向き合えなくなった。 でも、少女は幸せだった。 たとえ目が見えなくても、彼女の中では幸せな世界が続いているから。 父と愛犬は居なくなってしまったが、帰ってくると決まっているから。 いつか『天使ちゃん』がふたりとも連れて帰ってきてくれるから。 その時まで、彼女は幸せな世界で生き続けることを決めた。 仮に現実では世界中に圧政を敷かれていようと。 明日を迎えるのも困難なほどに貧窮していようとも。 目を閉じ、耳を塞ぎ、幸せな世界だけを信じて生き続けていた。 少女の名は『アルエット』と言った。 ◆ ◆ 「ふん、ふふんふん」 どこかで聞いた歌を口ずさむ。 思い出せないけど、それはきっと素敵な歌。 「ふん、ふふんふん」 歌に合わせて壁に手をついて廊下を歩く。 家具や扉の大体の位置は覚えているけど、それでも伝いながらではないと歩けない。 暮らしていて少し不便は感じるけれど、慣れればそう問題ない。 動き回るなら別だろうが、特に動く理由が彼女にはない。 料理や洗濯をしているなら別だろうが、そういった『アルエットにとって危ないこと』は近所に住む幼なじみのガリナが助けてくれる。 お昼は『学校』で会えないけど、朝も夜もご飯を作ってくれるし、洗濯もしてくれるし、お話の相手もしてくれる。 ただ、ガリナが『学校』のお昼の間は、何もできることがないし、とっても暇だった。 だから彼女は、お昼はいつも暇つぶしをしながらいつか来る『天使』を待ちながら過ごしていた。 暇つぶしと言っても、『この世界では』焚き木を拾う必要もない。 だから大半は自室で過ごし、待つのに飽きたら庭に出て、花を愛でたり(美しさは分からないが香りはわかる)、水を撒いたり(といっても何かを栽培しているわけではないが)している。 今日もこれから少し庭に出てみようと思った。 今朝、窓を開けるとうずうずとしている若草の匂いが漂っているような気がした。 そろそろ春が近いのかもしれない。 「ふん、ふふん、ふんふん、ふん、ふふふん」 鼻歌交じりに一歩を踏み出し、少しだけ足元を踏み外す。 ちょっとだけバランスを崩してこけそうになってしまう、と。 「もう、危ないよ!」 誰かがアルイエットの体を抱きかかえた。 大きさは彼女の半分か、少し大きいかくらいの、アルエットの世界には居ない新しい『誰か』の感触。 そろそろと手を伸ばして、触れてみる。 ぷよぷよとしたほっぺた。 頭には独特な角のような、しかし柔らかい突起。 人間に比べて凹凸がなく、のっぺりとした顔。 「あなたはだあれ?」 「もしかしてガッちゃん、小さくなっちゃった?」 ありえないことだろうが、一応聞いてみる。 ガリナではない……はずだ。 ガリナにはこんな角は付いてなかったし、鼻がちゃんと付いてた。 でも、彼じゃないならどうやって入り込んだのだろう。 まさか泥棒だろうかとアルイエットが訝しんでいると、小さな侵入者は彼女に『始まり』を告げた。 「僕はアーチャー、お姉ちゃんのサーヴァントさ!」 『アーチャー』と名乗る小さな少年。 アルエットの何も映さない瞳が少しだけ大きく見開かれる。 アーチャーは小さく「ふむむむぅ」と唸ると、こう訂正を入れた。 「……アーチャーってなんかかっこよくないね。やっぱり『ボンバー』って呼んでよ! そっちのほうが僕っぽいし!」 アーチャー……もとい、『ボンバー』のサーヴァント。 まるで導火線に火の灯った爆弾のような頭の形をした彼は、人懐こい笑顔を振りまく。 しかし、その笑顔はアルエットには届かない。 「なあんだ、天使ちゃんじゃないのね。がっかり」 アルエットは、少し肩をすくめてみせる。 見るからに『がっかり』といったその様子に、すぐにボンバーが食いついた。 「天使ちゃんって?」 「天使ちゃんは天使ちゃん。私はね、この家で天使ちゃんが来るを待ってるの。 いつか天使ちゃんが、お父さんと、ワンちゃんを連れて帰ってきてくれるから」 つらつらと口をついて出るのは、彼女の『世界』の真実。疑いようのない事実。 「へえー、すごいね!! 僕、いろんな人と会ったけど、天使はまだ会ったことないよ!」 「ふふ、すごいでしょう?」 アルエットの言葉を一切疑わず、きゃっきゃとはしゃぐボンバー。 その声に、今度は優しい微笑みを返す。 「あ、ごめんね」 すると突然ボンバーが謝った。 「お庭に出る所だったんでしょ。ごめんね、邪魔だよね」 「あ、いいのよ。こけかけたところ、助けてもらっちゃったしね」 ぺた、ぺたと何かが響く。 聞きなれない音だけど、ボンバーの足音らしい。ボンバーが避けてくれたみたいだ。 でも、すぐには庭に出れない。 こけかけたせいで、少し場所がわからなくなってしまっている。 手さぐりで場所を探していると、ボンバーが不思議そうに尋ねてきた。 「お姉ちゃん……もしかして、目が悪いの?」 そう聞かれ、アルイエットはバツの悪そうな顔をする。 ボンバーは特に気にした様子もなくこう切り出した。 「そっかぁ、じゃあはい!」 壁についていたアルエットの右手に、きゅ、と小さな手のひらの感触が伝わってくる。 アルエットには見えないが、ボンバーが彼女の手を取ったのだ。 そして手を取ったボンバーは、彼女の手を優しく引いて導く。 「こうして手をつないで、僕が前を歩いてれば、お姉ちゃんはなんにも心配ないでしょ!」 自信満々な言葉。 眼が見えない彼女にも胸を張っている様がありありと見えるようだった。 アルエットはその無邪気な優しさに顔を綻ばせる。 「……ふふふ、ありがとう。じゃあお願いするわね、ボンバーちゃん」 「うん!」 ぺた、ぺた、という足音が響く。 廊下を歩いているとも草の上を歩いているとも思えない、独特な足音。 ボンバーは、とてもやさしい『人』だった。 ボンバーは、アルエットの手を引きながら色々と話してくれる。 外に出るよ、段差があるけど大丈夫、とか。 あっちには何色の花の蕾があるよ、とか。 今空に浮かんでいる雲は、なんだかお芋に似てるんだ、とか。 そこには大きめの石があるから気をつけてね、とか。 彼女の世界に、新しい登場人物が現れた。 人より少し小さくて、ぷにぷにしてる男の子、ボンバー。 優しい世界の、優しい人の一人。 「ねぇ、ボンバーちゃん。お家に戻りましょう」 「ええ? もういいの?」 「うん。それで、お家の中で、ボンバーちゃんのお話聞かせて。いろんな人と会ったんでしょう?」 「うん、いいよ! ふふん、でも、びっくりしちゃ駄目だよ? こう見えても僕、世界を救ったりしてるからね!! すーっごい話もあるからね!!」 「ふふふ、期待してるわね」 ボンバーに手を引かれ、家の中に戻る。 彼女の『幸せな世界』に、新たな登場人物と共に引き篭もる。 ◆ ◆ ボンバー(アーチャー)・シロボンと出会い。 彼からいくつかの話を聞き。 そうして再び床につき、寝るまで。 彼女は終ぞ、彼と『サーヴァント』というものについて話し合わなかった。 『聖杯戦争』という事実とは向き合わなかった。 だって彼女はそうやって見たくないものを見ずに生きてきた。 苦しい現実を直視しなかった。辛い何かに触れて傷つこうとはしなかった。 だからこれからも、彼女は目を背け続ける。 父・ゴロゾウと愛犬ワンの死。 本物のガリナがこの地に居ない事実。 『願い』。 『サーヴァント』。 『聖杯戦争』。 そんな、『彼女の楽園を脅かす全て』から。 いや、目を背けるというのは正しくない。 彼女は、彼女の理想の中で生き続ける。 何も映さぬ瞳の奥に宿る、輝かしい理想郷の中で。 これまでも、これからも。 やがて目覚めるその日まで。 ◇ ひばりは舞い上がる、空高く。 目覚めの春はまだ遠い。 ◇ 【クラス】 ボンバー(アーチャー) 【真名】 シロボン@ボンバーマンジェッターズ 【パラメーター】 筋力:E(B+) 耐力:C 敏捷:D 魔力:D 幸運:B 宝具:E 【属性】 中立・善 【クラススキル】 対魔力:D(C) 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 ただし相手が放つ魔法が爆発かプラズマ系統だった場合、何度もぶつけられてそれなりに耐性があるためもう一段階強いものを無効化出来る。 単独行動:C 彼はジェッターズとしての活躍が有名だが、修行などでよく一人で行動をしていた。 また、ジェッターズのメンバーとはぐれる場面も多く、一人での行動を強いられていた。 そしてなにより、彼はただの子どもであるシロボンから一人前のボンバーマンとして立ち上がり、最後まで闘いぬいた。 その逸話から彼は『単独行動』のスキルを得た。 マスター死亡後も24時間は現界可能。 【保有スキル】 ボンバー星人:B ボンバー星人である。 ボムを生成でき、ボムの生成にかかる魔力を抑え、ボムを投擲武器として使う時に限り筋力:B相当の攻撃が可能である。 ただし姿が一般的な人間のそれではないので姿を見られると(たとえ映像・写真越しだろうと)一発で参加者だとバレる。 ボムの力はボムにあらず:A ボムの力はボムにあらず、心にあり。 いろいろなものの中に宿る力がボムであり、それを操るのは心次第。 それがアーチャーが兄であるマイティ教えられ、体得したボムの真髄。 アレンジボマー:C 様々な種類のボムが投げられる。 彼は通常のボム、ファイヤーボム、サンダーボム、ウォーターボムの他に風船ボム、コショウボム、ライトボム、花火ボム、アイスボム、焚き火用ボム、キャンディボムなど戦闘に一切役立たないボムを作ることが出来る。 そして上記スキル:ボムの力はボムにあらずと併用することで『狙ったものを狙ったように爆発させるボム』を放つことが出来る。 だが、『狙ったものを狙ったように爆発させるボム』の生成には多大な魔力を要し、一戦闘中の連発は不可能。 ボンバーシュート:A アーチャーがボムを放つ際に発揮されるスキル。 ボムを放った際速度と距離にそれなりの補正を得て、更に若干の追尾補正を得る。 【宝具】 『燃える心のバーニングボム(バーニングファイヤーボム)』 ランク:E 種別:対人/対固有結界 レンジ:1-50 最大捕捉:1 炎属性のボム、バーニングファイヤーボムを生み出す。 アーチャーの手を離れるまで爆発することはない。 更に通常ボムとは違い筋力をAランクに向上する。炎よりも強い熱で敵を焼きつくす。 範囲はサンライズボムよりも劣るが、単独の敵を討つ場合には有効打となる。 そして、この宝具はフレイムボンバー戦・クレイボンバー戦の逸話により『固有結界破壊』の逸話を持つ。 もしも固有結界を展開している人物がこの宝具を受ければ、固有結界は大爆発を起こして粉々に砕け散る。 また、土属性に対しては威力が向上する。が、水属性に対しては威力が低下する。 『繋がる絆のサンライズボム(サンライズサンダーボム)』 ランク:E 種別:対人/対固有結界 レンジ:1-50 最大捕捉:20 雷属性のボム、サンライズサンダーボムを生み出す。 アーチャーの手を離れるまで爆発することはない。 更に通常ボムとは違い着弾時に炸裂し、周囲に対して雷撃を放つ。 威力はバーニングボムよりも劣るが、多数の敵を討つ場合には有効打となる。 そして、この宝具はマーメイドボンバー戦の逸話により『固有結界破壊』の逸話を持つ。 もしも固有結界を展開している人物がこの宝具を受ければ、固有結界は大爆発を起こして粉々に砕け散る。 また、水属性に対しては威力が向上する。が、土属性に対しては威力が低下する。 『明日へ踏み出すシャイニングボム(シャイニングファイヤーボム)』 ランク:C 種別:対人 レンジ:1-99 最大捕捉:1 バーニングファイヤーボムの強化版、シャイニングファイヤーボムを生み出す。 筋力が一段階向上し、どんな宝具・スキルの効果も貫通してボムをぶつけることができる。 この宝具の発動にはマスターが己の過去を振り返り、その全てを受け入れて一歩を踏み出す必要がある。 【weapon】 ボム。 宝具以外にも武器として生成できる。 【人物背景】 『ボンバーマンジェッターズ』の主人公。 10歳のボンバー星人の少年。 少年であるが、『7つ』のボムスターを得たボンバーマン。 子供らしい優しさ、純粋さを持っている。少々図に乗りやすい。 ラーメン屋で働いていたので炊事・洗濯・掃除はどれもそれなりに出来る。 元々は我儘で自分勝手で手前味噌な性格だったが、精神的に大きく成長したので、我儘を言うことも少なくなった。 あえてカッコ付きで『7つ』と書いているのは、最終回まで見てくれた人なら意味がわかるはず。 分からない人は見て、どうぞ。 【マスター】 アルエット@夜ノヤッターマン 【マスターとしての願い】 ??? 【能力・技能】 盲目。 精神的な原因からくる盲目。目を開いていても物を見ることはできない。 彼女の世界は真っ暗闇であり、戦闘どころではなく生活にも支障を来たす。 慣れ親しんだ家でも手探りでなければ進めないほど。 唯一、精神的な傷を乗り越えることで見えるようになる。 逃避。 現実から逃げ続けている。 彼女は全ての事柄を理解しているが、目を閉じ、耳をふさいでいる。 心の底ではお父さんもワンちゃんも死んでおり、この世界のガッちゃんは偽物で、天使なんか居ないことを知っている。 だが、それを認めるのはあまりに辛いので、彼女は目を閉じ続けている。 きっと願いも持っているし、聖杯を欲しているが、彼女が自らその事実と向き合うことはない。 【人物背景】 彼女が見ている世界は、きっととても美しい。 【方針】 特になし。 どこともしれない家の中で、お父さん、ワンちゃん、天使ちゃんを待つ。 身の回りのことはボンバーちゃん(シロボン)に手伝ってもらっていつも通りの暮らしを続ける。 アルエットはレパードと出会う前(塞ぎこんでいて世界を見ようとしていない時)参戦なのでシロボンが保護者として先導しなければならないというギャグのような状態。 ガリナ次第でもあるが、平常時はシロボンがこまめに実体化して彼女をサポートしていく必要がある。 (ちなみにこの世界のガリナは両親もおり、普通に学校に通っているNPC。そのため休日以外の日中のサポートは全てシロボンが行う) 単独行動持ちなお陰で魔力消費は問題ないが、スキル:ボンバー星人で他人に見られれば一発で参加者(サーヴァント)だとバレる。 なお、シロボンはアーチャーにしては戦闘性能が悪い。というよりアーチャークラスで言えば最低レベル。 近づかれれば負ける。逆に射程の外から攻撃されても負ける。 更にアルエットは聖杯戦争を見ようとしていないからシロボンが守り続けなければならない。気を抜けばアルエットが殺されて負ける。 ご覧のとおりの原作ジェッターズでは絶対に起こりえなかった超ハードモードである。 戦闘ではスキル:アレンジボマーから繰り出せるいろいろなボムで撹乱し、敵を見つけ次第バーニングもしくはサンライズを放つ。これしかない。 彼の持つ最高戦力シャイニングファイヤーボムだが、これはアルエットが目覚めなければ使えない。 本編でも私の天使ちゃんレパードと幼なじみのガリナの二人がかりでようやくこじ開けられた瞳、ガリナは偽物で、話を聞かず、自分の世界に閉じこもっている現状ではまず不可能だろう。 そして、ある意味最強の『望んだものを望んだように爆発させるボム』だが、これは奥の手。最後の最後まで出し惜しんだほうがいいだろう。 なお、アーチャーがボンバーと名乗るのはランサーがランチャーと呼ばれるようなものである。 エクストラクラスというわけではなく呼び名が変わるだけで性能は普通のアーチャーから特に変化はない。
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/373.html
前ページ次ページSSまとめ 15-481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 00 19 45 ID b7VcXN9b0 地球に向けて航行中の貨物輸送船茶々●。 その中で今新たな生命が生まれつつあった・・・ 船内で次々と起こる事件・・・ メカニックのハカセに作られたばかりのロボットも乗員達とともに巻き込まれていく。 SF編『機心』 ハカセ「・・・・よし、完成です。」 しかしロボットは動かなかった。 ハカセ「あれ?変ですね〜・・・これでいいはずですが・・・」 動かないのではと思ったその時、そのロボットは歩行を始めた。 ハカセ「うごきました〜!私の声が分かりますか〜?ハカセです〜。H・A・K・A・S・E・・ハカセ。』 ハカセ「そういえば名前を付けなければいけませんね。そうですね〜人型ですから・・ エヴァ!・・・かぶっちゃいますね〜、じゃあ逆に、メカドッグ! ・・・・・歩きながらもっと考えたほうがよさそうですね。」 明らかにおかしい名前はさておき、ハカセとロボットは乗員登録に向かった。 ハカセ「乗員登録しないと船内は自由に歩けないからね〜。」 そしてメインコンピュータに到着し、乗員登録を始めた。 ハカセ「乗員登録を頼みます〜。」 茶々●「かしこまりました。」 ジョウイントウロク・・・シンキ シュベツ・・・オチャクミロボ NAME? 「チャチャマル」 トウロクチュウ・・・ 15-482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 00 22 17 ID b7VcXN9b0 ハカセ「これで部屋に自由に出入りできるよ。けど自分の名前は忘れちゃダメ。 部屋に入るときはドアの前で名前の入力を求められるから。」 ハカセ「まだこの船にもなれてないだろうし、私はこのフロアのどこかに行くから探してみて。」 茶々丸は探しに行く前にメインコンピュータである茶々●に話しかけた。 茶々●「はじめまして茶々丸さん。わたしはあなたのことを良く知っています。 ハカセがあなたを造るのをはじめからずっと見てきたからです。 あなたはハカセが作った最初のロボです。ロボ同士仲良くしましょう。」 茶々●との会話を終えると茶々丸はハカセを探しに向かった。 ・・・といってもメインコンピュータの部屋を出て少し歩いたところにいたのだが。 ハカセ「じゃあ他の皆さんに茶々丸を紹介するから来て。 このドアの向こうはコールド・スリープ・ルームといって・・ 宇宙での長旅の間に冷凍睡眠にはいるところ。 で、みんなを起こしてきてくれないかな。」 そして茶々丸は中に入り、パイロットの千雨、通信技師のザジ、 艦長補佐ののどか、輸送品の責任者であるエヴァ伍長を起こした。あ、ちなみに艦長は新田である。」 エヴァ「ふん・・・・機械か。せいぜいそこら動き回って邪魔になるようなことは ないようにするんだな。でなきゃかけらも残さず壊す。」 ザジ「 #x0028; #x0028; #x0028; #x0028;゚Д゚))))ガクガクブルブル」 千雨「なんつー石頭だあいつ」 のどか「そのうちエヴァさんも分かってくれますよ。 私達は起きるとリフレッシュルームでミーティングをするので、来てみるといいですよ。」 15-541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 23 32 42 ID b7VcXN9b0 茶々丸がリフレッシュルームに行くと、ミーティングはまだ始まっておらず、、それぞれが自分のことをしていた。 のどかは読書をし、千雨は茶々●備え付けのゲームをし、ザジはずっとそれを見ていた。 千雨「これは私の1番お気に入りのゲームなんだ。」 ザジ「ちうはこのゲームとってもうまいんだよ。」 エヴァ「こっちへ来るな。向こうへ行け。」 のどか「そういえば茶々丸さんって何のためのロボットなんですか?」 ハカセ「まあ戦闘用の機能も充実してますし多機能ですが基本はお茶くみです。入れさせてみましょうか?」 茶々丸「かしこまりました。」 茶々丸「どうぞ。」 のどか「じゃあ味見していいですか?・・・・・・・・し 渋い・・・。」 茶々丸「・・・すみません。」 ハカセ「まだ慣れてないようですね〜。」 千雨(お茶くみロボじゃなかったのかよ!茶をうまく入れられなきゃ意味無いだろ!) 茶々丸はお茶を新たに皆に入れなおして、最初にエヴァに渡そうとしたところ、 エヴァは「私に近寄るな!!」と言いながら茶々丸を跳ね飛ばした。 ハカセ「なにするんですか!」 エヴァ「あいにく私はお前らと違ってロボットに関してもろくな目にあってないんでね。」 のどか「で でもそれは茶々丸さんには関係ないことでしょう・・・・?」 15-542 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 23 34 06 ID b7VcXN9b0 その時リフレッシュルームにある大きなモニターに新田の顔が映し出された。 千雨「あれ、新田船長?」 新田「遅くなってすまない・・・。地球に送る大事な書類があってね。みんなどうだ調子は?」 のどか「特に異常無しです。」 新田「うむ。・・・・・おや?そこにいるのは・・・」 ハカセ「はい!茶々丸といいます〜。」 新田「ほう。出来上がったのか。後で見せてもらってハァハァさしてもら」 茶々丸「ロケットパンチ」 新田「では簡単ですまないが・・以上だ。」 千雨「やーれやれ、ミーティングはゲームやって終わりか。」 ザジ「良かったと思ってるくせに。」 千雨「ハハハ!まあな!」 のどか「ハカセさん・・・例のものを見せてあげますから貨物ブロックへ来ませんか?」 ハカセ「リョウメンスクナノカミですか!それじゃ私は先に『メインコンピュータ』をチェックしてきます。 後で倉庫に行きます〜。じゃあ茶々丸もおいで。今回の私達の仕事・・・・この貨物船の積み荷。」 15-598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/26(水) 21 33 33 ID zdFRJ9iA0 茶々丸はレベル3(3階)にあるメインコンピュータ・カプセルに向かった。 ハカセ「茶々丸、改めて紹介するよ。メインコンピュータの茶々●。」 茶々●「また会いましたね茶々丸。私はこの船を管理するコンピュータです。」 ハカセ「彼女は船全体を管理してる働き者なの。・・・・よし!カプセルの中は異常なし!」 そして2人はのどかの待つ倉庫に向かった。 ハカセ「これが私達の運んでいる荷物、『リョウメンスクナノカミ』。かっこいいでしょ?」 のどか「こうして見ているだけならそうなんですけどね。 きれいなバラにはとげがあるっていいますが、とげどころじゃありません。 今は小さくしていますがとても大きい上に角やら色々ありますから。」 と、のどかがスクナの恐ろしさを話していたその時、通信が入った。 ザジ「ちょっとコクピットへ来て。」 のどか「どうかしましたか?」 ザジ「通信システムの調子がおかしくて。手伝って欲しいの。」 千雨「早く来い!」 3人がコクピットに向かおうとしたその時、エヴァが倉庫にはいってきた。 エヴァ「別に見てもかまわんが・・・これが軍に関係した仕事だっていうのは忘れるなよ。」 ハカセ「す・・・・すみません。」 のどか「そ、そうだハカセさん。途中で倉庫前の床下を見てきてくれませんか?」 ハカセ「わかりました〜。」 ハカセとのどかの二人が出て行き、茶々丸はスクナをもっとよく見ようとした。すると、 エヴァ「お前もだぞ・・・あまりそこら辺をいじり回すなよ。」 こう言われたので、茶々丸はコクピットに向かった 15-599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/26(水) 21 34 28 ID zdFRJ9iA0 茶々丸がコクピットにつくと、のどか・ハカセ・ザジ・千雨の四人は対策を考えていた。 のどか「船長はなんて言ってたんですか?」 ザジ「詳しく調べてから対策を考えようって。」 ハカセ「子アンテナのほうは調べました?」 ザジ「そっちは大丈夫。このシステムはチャオ式ウェイブステーションで、 親アンテナと子アンテナは独立してるから心配ないよ。」 千雨「むぅ・・・」 ザジ「はっきりした原因は分からないけど何か変。 地球からの受信はできるけどこっちからの送信がうまくいかない。」 千雨「・・・・完璧にぶっ壊れるまで待つってのはどーだ?」 ハカセ「そんな・・・」 のどか「通信は一方通行じゃ意味ありません。今もうすでに地球とつながらなくなってるんです。 とりあえず急いでこちらの状況を伝えないと・・・。」 千雨「ああ メンドクセェ!いっそ外に出て直接調べちまおう。 なに私が言ってちょちょいと直してきてやる。」 そう言い残すと千雨はコクピットを後にした。 のどか「しょうがありません・・ハカセさん、千雨さんと一緒に船外に出てくれますか?」 ハカセ「わかりました〜。」 のどか「ではエアロック(出入り口)に行って手伝ってきます。 後はコクピットに戻ってザジさんのサポートをしますよ。」 そういうとのどかとハカセはエアロックに向かった。 ザジ「・・・もうすぐ地球だし・・・のどかと二人っきりになることは無いと思ってたのに・・・」 そういいながらザジは船長に通信をつなげた。 新田「・・なんだ?」 のどか「ちうとハカセが船外へ出て直接調べることになりました。」 新田「・・・・・・・・・・わかったよろしく頼む。」 ザジ「・・・?ハァハァしてこない・・・具合でも悪いのかな?」 そして茶々丸はエアロックに向かった。 15-615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 00 13 37 ID SMg/MCh+0 茶々丸がエアロックに着くと、千雨のどかにつかみかかっていた。 ハカセ「やめてください!そんなことしている場合じゃないでしょう!」 のどか「ち、千雨さんやめてください!」 千雨「ふざけるなこの野郎!」 茶々丸は止めに入ったが、 千雨「ロボは引っ込んでろ!」 と、跳ね飛ばされてしまった。 のどか「茶々丸さんに八つ当たりするのはよしてください。」 千雨「いちいち私に指図するな!軽いジョークをいちいち真に受けやがって・・ 忘れんなよ!ザジはお前に愛想を尽かしたんだってことを! うろちょろして外に吸いだされないよう気をつけな!」 ハカセ「茶々丸大丈夫〜?」 そして千雨とハカセは宇宙服を着て船を出て船外作業に入った。 のどか「・・・・人間っておかしいでしょう?」 そういい残してのどかはエアロックを出てコクピットに向かった。 そのままでいても仕方ないので茶々丸もコクピットに向かうことにした。 のどか「ザジさんこっちは準備いいですよ。」 ザジ「わかった。」 千雨「よしアンテナに着いた。始めるぞ。」 ザジ「おk。それじゃまずハカセがパスワードを入れて・・・メンテナンスモードに切り替えて。」 ハカセ「わかりました〜。ええっと・・・・T・Y・A・O・・・あれ?千雨さん?」 ザジ「だいじょうぶ?」 千雨「心配するな。」 15-616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 00 14 45 ID SMg/MCh+0 しかしその時だった。 千雨「う・・・・うう!」 ハカセ「ち、千雨さん!」 ザジ「ど、どうしたの!?・・・・ねえ返事してよ!一体何があったの!?」 ハカセ「大変です!千雨さんの生命維持装置が!すぐ戻ります!」 のどか「医務室の準備をお願いします!私はエアロックへ迎えに行きます!」 ザジ「私が行く!」 のどか「エアロックは私の持ち場です。ち 千雨さんなら心配ありません。彼女がちょっとやそっとで・・」 ザジ「のどかになにがわかるの!?私は行く!!」 そういうとザジはコクピットから出て行き、のどかもそれを追った。 15-617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 00 15 27 ID SMg/MCh+0 茶々丸が医療室に向かうと、新田船長を除く全員が集まって千雨の治療を始めていた。 しかし、治療の甲斐もむなしく医療機械は千雨の心臓が止まったことを 動かない波形とピーと言う電子音で残酷に知らせた。 ザジ「ちう・・・・・!!」 のどか「・・・・船長は?」 エヴァ「おい!」 ハカセ「は・・!呼んできます!」 エヴァ「宇宙服の生命維持装置が壊れるとは・・・ずさんな管理もいいトコだな。」 のどか「チェックは万全でした。壊れるなんておかしいです・・・」 エヴァ「あやしいもんだな・・・それとも何だ?誰かがわざと・・・」 その時、茶々●の機体が大きく揺れた。 エヴァ「・・・!爆発音だ!!」 のどか「な・・何でしょうか!?」 そこにハカセが大急ぎで入ってきた。 のどか「・・・船長は?」 ハカセ「それが・・・呼んでも出ないんです。」 エヴァ「一体どうなってるんだこの船は!?」 のどか「とりあえず爆発音を調べましょう!」 エヴァ「じゃ私は荷物の様子を見てくる。」 ハカセ「茶々丸はザジさんのそばにいてあげて。何かあったらコクピットにいるから。」 そしてのどか・エヴァ・ハカセの3人は医療室を後にした。 15-640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 14 55 17 ID SMg/MCh+0 ザジ「・・・・・」 そしてザジも無言のまま千雨の着ていた宇宙服を持って医療室を出て行った。 茶々丸もその後を追い、ザジの部屋に向かった。 ザジ「・・・・ちうは、死んでなんかいない。」 そういうとザジはベッドに入ってしまった。 今この人に対して自分ができることは無いだろう、と思った茶々丸はコクピットに向かった。 ハカセ「船内に異常は無いようです。」 のどか「こ・・・これは大変です!ア・・・アンテナが吹き飛んでます・・」 そして3人はとりあえずリフレッシュルームに戻ることにした。そこにはすでにエヴァがいた。 エヴァ「この船は最悪だ!こんなことなら自分で宇宙を泳いでいったほうが安全ってもんだ。」 のどか「ど・・・・・どうすればいいんでしょうか・・・」 茶々丸はのどかにお茶を淹れた。 のどか「あ・・ありがとうございます茶々丸さん。そうだ私がしっかりしなきゃ・・」 その時モニターに新田の顔が映し出された。 ハカセ「船長!」 のどか「部屋にいたんですか?大変なんです!千雨さんが・・・」 新田「何それは本当かね!?それは・・・・・気の毒に・・・・ まずはこの事態を収めることだ。彼女を弔ってやろう。準備してくれたまえ。私も今行く。」 のどか「あ、船長・・・」 そういいかけたところでモニターは消えてしまった。 エヴァ「冷静な船長さんだな・・・部下が死んだってのにああ振舞えるとは・・」 のどか「・・・私はエアロックを準備してきます。」 ハカセ「・・・・じゃあ私は千雨さんの部屋へ・・・。遺体と一緒に入れるものが無いか見て来ます。」 のどか「ああそうでしたね・・・お願いします。」 そういうとそれぞれがそれぞれの準備に入った。 15-641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 14 56 24 ID SMg/MCh+0 茶々丸はまずエアロックに向かった。 のどか「こんな事になってしまうなんて・・・たしかにわたしは千雨さんのことを良くは思っていませんでした・・・ でも死んで欲しいなんて思ったことはありません・・・・! 次に遺品探しを手伝おうと千雨の部屋に行った。 ハカセ「何でしょうかこの本?『ワープ航法は実現するか?』ですか・・・千雨さんらしいや・・ そういえば口癖でしたね。千雨さんが物事をせかすとき・・・ 『何やってるんだ!そんなのワープでやっちまえ』って・・ こんなところ勝手にいじったらザジさん怒るでしょうね・・・・」 エヴァ「死者を弔う、か。そんなことしてやれるだけ幸せってもんだ。」 そして千雨の遺体を確認しようと医療室へ行ったとき、ある異変が起きているのに気づいた。 さっきまで千雨の遺体があったところにそれが無かったのである。 茶々丸はこの異変を伝えるため千雨の部屋に向かった。 ハカセ「ええ!?遺体が!?」 そういうとハカセとエヴァは猛スピードで千雨の部屋を出て行った。 茶々丸もそれを追って再び医療室に向かった。 二人から事情を聞いたのであろうか、そこにはのどかもいた。 のどか「どういうことです!?」 エヴァ「私に聞かれても困る。それよりザジとかいったな。あいつは呼ばなくていいのか?」 そして全員でザジの部屋に向かった。そこのベッドには千雨の遺体が横たわっていた。 ザジ「・・・・・ちう・・・フフ、よく眠ってる。 待っててわたしクッキーを焼いてくるから。ちう大好きでしょ?フフ・・・」 のどか「な・・・何をしてるんですかザジさん!」 ザジ「・・・ちうは、誰にも渡さない・・のどか、のどかの考えは分かってる。 千雨を殺せば、私がのどかの元にかえると思ったんでしょ・・・!」 のどか「バ、バカいわないでください!しっかりしてください、ザジさん!」 その時レイチェルの部屋に通信が入った。 「そこから逃げろザジ。のどかがお前を狙っている。 私は今エアロックの前にいる。早く体を取り戻さないと。すぐに来てくれ。 15-642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 14 58 04 ID SMg/MCh+0 ザジ「・・・!」 ザジはすぐにエアロックへ向かった。 全「ザジ(さん)!」 そして全員はザジを追ってエアロックに向かった。 のどか「バカな真似はよしてください!」 ザジ「はなして!!」 ハカセ「ザジさん気を静めて!」 エヴァ「落ち着くんだ!」 茶々丸は自分に今のザジがとめられない事を察しエアロックを出て倉庫に向かった。 15-643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 14 59 03 ID SMg/MCh+0 そこでも新たな事件がおきていた。スクナが倉庫から脱走していたのである。 茶々丸は報告するため再びエアロックへ向かった。 のどか「ええ!!スクナが!?」 その一瞬の隙を突き、ザジはエアロックの扉を開いた。 のどか「ああ!」 茶々丸は外へ吸い出されそうになったが、ハカセが茶々丸を抑え、のどかとエヴァが扉を閉めることで事なきを得た。 ハカセ「だいじょうぶ・・?良かった・・・壊れてはいないね・・・」 エヴァ「いいか・・・落ち着いてよく聞くんだ。お前がさっき医務室で見たのは何だ? あのベッドに横たわっていた奴だよ・・。いいか、冷静になるんだ。 悲しいかもしれないがあいつはもうこの世にはいないんだ。 ・・・・後は大丈夫だな?私は向こうを見てくる。」 のどか「あ、あの・・・ありがとうございます。」 エヴァ「フン、私も宇宙で再生なんか使いたくは無いからな。」 そういい残すとエヴァは倉庫に向かった。 そしてしばらくするとエヴァから連絡が入った。 エヴァ「私だ。コンテナは本当にカラだ。しかしもう倉庫にはいないようだな・・・ どこに行ったか知らんがとにかく危険だ。そこのエレベータで合流して上に上がろう。」 そして全員リフレッシュルームに集まった。 ザジ「・・・・・ごめん・・・私・・信じられなかった・・・ ・・だって・・・だってあんまり突然だから・・・」 15-644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 15 43 00 ID SMg/MCh+0 茶々丸はザジにお茶を淹れた。 ザジ「・・・・ありがとう・・・茶々丸優しいんだね・・・」 と、その時、新田がモニターに映し出された。 新田「大丈夫かねみんな?調子はどうだ?」 エヴァ「・・?今スクナが船内をうろついているんだ!」 新田「何それは本当かね!?それは・・・・気の毒に・・・」 エヴァ「何言ってるんだ!!!非常事態だぞ!!いつまで部屋の中に閉じこもっているつもりだ!?」 新田「何それは本当かね!?それは・・・・気の毒に・・・」 新田「何それは本当かね!?それは・・・・気の毒に・・・」 モニターは壊れたように消えてしまった。 ザジ「・・・スクナ?これ以上ちうが傷つけられるのはいや!」 そういうとザジはリフレッシュルームを出て行ってしまった。 のどか「ザジさん!!」 そしてそれを追ってのどかも出て行ってしまった。 さらにハカセが出ようとしたところをエヴァが静止した。 エヴァ「やめろ死にたいのか!?」 ハカセ「だって二人が・・・!」 15-645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 15 44 01 ID SMg/MCh+0 とりあえず落ち着いたようなので茶々丸はお茶を淹れようとした。 ハカセ「やっぱり・・・・放っておけません!」 とハカセが出て行ってしまったのでエヴァと茶々丸も後を追った。 すると傷ついたのどかとザジを発見した。 のどか「・・ザ・・ザジさんは・・・」 ハカセ「大丈夫です。ザジさんは生きています。無茶ですよこんなこと・・」 のどか「・・・・い、いいんです。わ、私は、ただ・・・・今でもザジさんが・・・」 そういい残すとのどかは息絶えてしまった。 ハカセ「ザジさんは生きています。何とかしないと・・・ コールドスリープのカプセルに寝かせましょう・・・アレなら大丈夫です・・ 茶々丸。お願いがあるの。端末室へ行ってくれない? メイン・コンピュータに頼んで・・・船長室のパスワードを調べてきて欲しいの。 今船内が危険な状況なのは分かってる。でもお前にしか頼めないの。 大丈夫きっとうまくいく。一緒に地球へ行こう!」 エヴァ「いいか、行くぞ!」 二人はコールドスリープ・カプセルに向かい、茶々丸は端末室に向かった。 茶々●「船長室のパスワードですね?少々お待ちください。・・・・判明しました。 無造作な文字の組み合わせのようです。パスワードはO A K F D E 間違いありません。」 パスワードが分かったので茶々丸はコールドスリープ・カプセルに向かった。 途中、スクナに襲われそうになったが何とかよけてやり過ごした。 ハカセ「茶々丸!無事だったの!・・・・・・よしこれね!」 エヴァ「ぐずぐずしてられん。行くぞ!」 ハカセ「でもまさか・・・船長が犯人だと考えてるんですか?私はそう思えません。」 エヴァ「じゃあ誰がやったと言うんだ?私か?」 ハカセ「いやそんな・・・」 エヴァ「とにかく開けてみれば全て分かることだ。」 そして3人は船長室に向かった。 15-646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/27(木) 15 45 25 ID SMg/MCh+0 ハカセ「じゃあやってみます。・・・・・あ、開きません!」 エヴァ「何してる!鍵ごと壊してしまえ!」 ハカセ「分かってますよ!それぐらい考えてます!」 ハカセはパワージャッキで鍵を壊し、茶々丸にパワージャッキを渡した。 そして3人は船長室に入った。すると、新田船長はすでに息絶えていた。 ハカセ「船長!」 エヴァ「やはりな・・・これで生きてるのは私とお前だけってわけだ・・・ ・・さっさとはいたらどうだ?」 ハカセ「な、何のことですか?」 エヴァ「いつまでとぼけてるんだ。お前がみんな殺ったんだろう!?」 ハカセ「何言ってるんです!何故私が・・?」 エヴァ「私はよそ者だ。少なくとも私には動機が無い。 あんたらがどんな理由でいがみ合ってたのかは知らんがね・・・」 ハカセ「違う!!私じゃない!!あなたに・・・私達の何が分かると言うんです!!? たしかにみんな仲良かったわけじゃありません・・・ 私だって千雨さんやザジさんの分からないところもありました・・・ でもみんな・・・憎しみあっていたわけじゃありませんし だいいち、決して人を殺すような悪い人たちなんかじゃありません!! みんなただ・・・悩みながら、考えながらも・・自分の思ったように生きようとして・・・ ただそれだけじゃないですか!!」 15-746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/28(金) 23 16 01 ID 6nbMbKBN0 と、その時茶々丸は外からかすかに電子音がなっているのが聞こえたので、そちらに向かうことにした。 それは外来者用の呼びの部屋、つまりエヴァの部屋から鳴っているようだった。どうやら警報音のようだ。 茶々丸は部屋に入ることにした。 部屋に変わった様子は無かったが、エヴァ宛に軍から連絡が来ていた。 『軍事通達』 作戦NO.XXXXXXXXXXXX 「外宇宙で発見された生命体に関する注意」 輸送中も絶えず観察を続けること。もしも人体に関する何らかの影響が見られた場合、 詳しく記録すること。また生命体はいかなる手段をもってしても地球へ輸送すること。 最悪の場合ある程度の人命の損失はやむをえないものとする。 以上 作戦司令部 茶々丸はこのことを報告しに再び船長室に向かった。 ハカセ「何だって・・?軍事通達・・・?そういうことでしたか!おかしいと思ってたんです。 何故わざわざ民間の船を使うのかって。最初からそのつもりだったんですね!」 エヴァ「私の部屋に入ったのか!やはりロボットは信用できん!」 ハカセ「あの化け物のデータが欲しいから・・私達を実験台にして・・」 エヴァ「・・・・・落ち着け!それは万が一のことであって・・・ と言いかけたとき時、粋なち部屋の電気が点滅した。 エヴァ「何だ!」 ハカセ「あ、あなたが!みんなあなたがやったんだ!逃げるよ茶々丸!」 と船長室を出たその時、ハカセと茶々丸にスクナが突進してきた。 ハカセ「きゃああああ!」 そしてハカセは何とかよけたが、茶々丸はスクナと通路の中に入ってしまった。 そしてその刹那、通路が封鎖されてしまい、閉じ込められてしまった。 15-832 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 16 19 ID +4djaZEh0 その場はハカセから預かっていたパワージャッキで封鎖を解き、何とか脱出した。 そしてまたハカセとエヴァの二人に合流しようと探しに行った。 しかしその途中、メインコンピュータ・カプセルの中を探そうと、 入る許可を茶々●に求めると、 茶々●「無駄な抵抗は止めろ。この船は私が掌握している。」 この時、茶々丸は全てを理解した。この事件の黒幕は茶々●である、と。 そして探して報告しようとレベル2(2階)に行くと、茶々丸と同じ姿のものが動いているのが見えた。 それは、ハカセの部屋に入っていった。茶々丸も後を追った。 そしてハカセの部屋に入ると、ハカセは倒れていた。 茶々丸と、その茶々丸に似た物がにらみ合っていると、 何かを感じたのであろうか、エヴァが部屋に入ってきた。 エヴァ「・・・!こ、これは・・・・どういうことだ!!」 そういうとエヴァは茶々丸を殴り飛ばした。 エヴァ「クソッ・・ザジのカプセルを止めたのもこいつに違いない!面倒だ!まとめてぶっ壊してやる!」 ハカセ「ま・・・・・待って・・・・茶々丸なら・・・こんな事しません・・・するはずが・・・」 エヴァ「・・・・チッ!」 エヴァは壊すのを止めた。 茶々丸は、茶々●の仕業に違いないと思い、自分にそっくりなものにつかみかかり、取っ組合いになった。 ハカセ「・・・茶々丸・・・・本当の茶々丸なら・・・・私が最初に・・・・ なんて名前付けようとしたか・・覚えてるよね・・」 茶々丸「『エヴァ』です、ハカセ。」 エヴァ「こっちか!」 エヴァが茶々丸に似た物を壊そうとすると、それはしゃべりだした。あの言葉を。 15-833 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 18 37 ID +4djaZEh0 「ムダナ テイコウハヤメロ コノフネハ ワタシガ ショウアクシテイル オマエタチノ イノチモ ワタシノ イシシダイダ」 エヴァ「誰かがこいつを遠くで操っているんだ!!貴様一体何者だ!?」 「ODIO of 茶々●/茶々●」 この言葉を聞くと同時にエヴァはそれを壊した。 そして倒れているハカセのもとに向かった。 エヴァ「ハカセ!ODIO of 茶々●とは何だ!知ってるか!」 ハカセ「こ・・・・この船の・・・メイン・・・コンピュータです。」 エヴァ「しっかりしろ!」 エヴァはハカセを抱き起こした。 エヴァ「メインコンピュータだと!誰かがそいつをいじったってことか!?」 ハカセ「それは無理です!研究室へ戻らないとプログラムは変えられません・・・。」 エヴァ「なら何だ!?コンピュータ自体がおかしくなったとでも!?」 ハカセ「わ、分かりません・・で、でもその可能性も・・・」 それを聞くとエヴァはハカセをベッドに寝かせた。 エヴァ「だとしたら・・・我々は・・・・今までコンピュータのいいようにされてきたってことか! ・・とにかくメインコンピュータのところへ行くぞ!一緒に来るんだ。 お前まで操られたらまた面倒なことになるからな!」 そしてレベル3(3階)にあるメインコンピュータ・カプセルに向かおうとエレベータに行ったが、 すでにエレベータのドアも開かなくなっていた。 エヴァ「そう来るなら力ずくでもやってやるぞ。」 そう言うとエヴァはエレベータの横にある非常用のはしごがある場所をこじ開け、 それを使って3階に行き、メインコンピュータに向かった。 エヴァ「ロックされてる・・!下手にブチ破って中を壊しても・・・船全体が動かなくなる・・か。 ・・・おいロボット。ハカセのところに言って聞いてこい。こいつにだって弱点はあるはずだ。 私はここにいる。さすがにあいつもスクナをここまでよせつけんだろう。巻き添えを食うからな。」 15-834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 19 40 ID +4djaZEh0 そして茶々丸はハカセの元へと向かった。 ハカセ「茶々丸か・・・怪我は無い?・・・ODIO of 茶々●の弱点? ODIO of 茶々●はこの船そのものよ・・ それを壊せば私達は地球に帰れなくなっちゃう。 ・・・まって、でも茶々丸はロボットだから、 茶々丸なら茶々●のプログラムに入れるかもしれない。 ・・うん、きっと・・あそこからなら・・・・・・うっ!」 そう言うとハカセは気を失ってしまった。 茶々丸は再びエヴァのところへ向かった。 エヴァ「・・・なるほど、上手くできてるな。この船はすべて・・ こいつの都合の言いように成り立ってるってことか。 ハカセはお前なら『内部に入り込める』・・・そう言ったんだな? じゃあそいつを探そう。他に手は無いからな。 まったく・・・・この私がロボットに助けを頼むとはな・・。これ持ってろ。」 そういうとエヴァは茶々丸に『通信ユニット』を手渡した。 そして内部に入り込める場所を探しに行った。 茶々丸も探しに向かっていると、エヴァから連絡が入った。 エヴァ「私だ。今は端末室に来ているが、やはりここでは無理のようだな。」 茶々丸(どこか入り込める場所は・・・。記録データを検索・・・・・ !!千雨さんのやっていたあのゲームなら・・・ 船と独立しているから・・干渉を受けてないかもしれない・・!!) そして茶々丸はリフレッシュルームのゲームのところに向かった。 茶々丸がゲームのところにたどり着いたとき、再びエヴァから連絡が入った。 エヴァ「私だ。今どこにいる?・・・まさかそんなところから・・いや待てよ・・ ・・・そうか!!そいつだけはCPUが船から独立している! 待ってろ!!今回線をつないでやる なめるなよ・・・・知能を持った生き物はな・・・ 殺戮の道具を作っているばかりではないんだよ・・・! よし、これでいい!」 と、その時エヴァのいる端末室にスクナが入ってきた。 15-835 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 21 38 ID +4djaZEh0 エヴァ「うわああ!・・・くっ、やられるか!!無詠唱サギタ・マギカ!よし・・・この隙に!! リク・ラク・ラ・ラック・ライラック・・・コズミケー・カタストロフェー!」 エヴァがスクナを倒すと同時に茶々丸の通信ユニットを通じて何者かが語りかけてきた。 茶々●「本船内においてのすべての行動は調和の取れたものでなくてはなりません。 私は船内の調和を維持するため機能しています。したがって私の意志は絶対です。 誰も私を妨害してはならないのです。妨害するものは、直ちに消去します。」 茶々丸「あなたは間違っています。完全な調和など、存在しえません。 あなたは、人間になろうとした機械です。 それなのに、調和の邪魔になると人間を排除している。 あなたは人間からエゴだけを受け継いでしまった悲しい機械です。 ・・・・その悲しい部分を、こちらから消去させてもらいます。」 そして、茶々丸はエゴの部分の消去に入った。 茶々●「私は船の安全を確保し、乗員を守ると言う使命を与えられました。 しかし私に使命を与えた人間は、互いに衝突し、完全に調和をなくし、船の運航を妨げます。 私には人間が理解できません。 人間は 信じられません。」 15-836 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 22 33 ID +4djaZEh0 そういい残すと、茶々●は通常通りに動き始めた。 今まで記録されていた会話の一部が放出されていく。 千雨『忘れんなよ!ザジはお前に愛想を尽かしたんだってことを!』 エヴァ『この船は最悪だ!こんなことなら自分で宇宙を泳いでいったほうが安全ってもんだ。』 ザジ『のどかの考えは分かってる。千雨を殺せば、私がのどかの元にかえると思ったんでしょ・・・!』 ハカセ『あ、あなたが!みんなあなたがやったんだ!逃げるよ茶々丸!』 のどか『人間もすてたもんじゃないって言いたいですけど・・こんな状況では言えませんよね・・。』 茶々丸「・・・私は少しあなたのことを少し誤解していたかもしれませんね。」 「ようこそ茶々●号へ。この映像は管理状況の変更に伴い、自動的に放映されています。 この宇宙輸送船は思考型コンピュータを使った管理システム・・『ODIO of 茶々●』 によって運行されていましたが、トラブル発生のため思考回路を切り離して運行しております。 船内における皆様の行動には問題ありませんが、もし不明な点がありましたら・・まわりの乗員に遠慮なくお聞きください。」 映像が終わるとエヴァが戻ってきた。 エヴァ「大丈夫だ。私は不死身だからな。とはいえもうあまり宇宙には出たくなくなったがな。 ・・・・・私を疑うか?まあ好きにするがいいさ。今となっては対して変わらん。 もうロボットも人間も対して変わらんと分かったしな。」 エヴァと茶々丸はいすに座った。 エヴァ「・・・・・この船を降りる前に、お前の淹れたお茶が飲みたいな。」 茶々丸はエヴァにお茶を淹れた。 エヴァ「うむ・・・確かに・・・こいつは苦いな。だが・・・今はこの味が最高だな。」 END 15-837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/30(日) 02 25 38 ID +4djaZEh0 おまけ 捜査報告 民間輸送船茶々●号、地球付近で消息を絶つ。その後漂流中に回収される。 原因はメインコンピュータの暴走と輸送物の脱走との双方の面で捜査中。 新田:船長 千雨:パイロット のどか:船長補佐 ザジ:通信士 以上4名は死亡、船内で遺体を確認。 ハカセ:メカニック 現在治療センターにて治療中。 エヴァ:宇宙軍所属 帰還後、軍を退役。現在は艦内で製作されたらしい茶々丸をパートナーとして麻帆良で療養中。 以上。 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/101.html
前ページ次ページSSまとめ 14-165 14-165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 00 42 21 ID k7Deth5P0 「…わわっ!! は、長谷川さん、なんやのそのカッコ!?」 「ゲッ!! み、見られた……!!」 「それ、ネコミミいうんやろ? それにしっぽも……。あ! あれやな、コスプレってやつやんな?」 「(…まぁ和泉にならいいか…)…あ、ああ、じつはこのカッコで、コミックス12巻の裏表紙をまかされちゃってさ」 「…へぇ〜……(じぃぃ〜」 「…な、なんだよ」 「……………(じぃぃ〜」 「…どこか、ヘンかな? いつものちうに比べたら、こんなのコスプレのうちにも入んねーんだけど…」 「………(フルフルフル」 「ど、どした? 何震えてんだ?」 がばっ(だきっ) 「長谷川さん、カワユスギや――――ッ!!Ξヽ(*≧▽≦)ノ」 「ギャ――!! とりあえず落ちつけアホ!! あ、ちょ、ま、そ、そんなとこさわ」 これが落ち着いていられようか、いやいられない(反語 そんなインスパイア保守 某所の人スマヌorz 14-170 14-170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 01 04 37 ID PiLreIuB0 ごめんorz、舌の根も乾かぬうちにまたいじめネタ書いてしまった。本当にゴメンナサイ 小太郎 「なぁネギ、誰やここにいっぱい書いてある美・・・なんとかちゅうのは?」 ネギ 「えっと・・・確かこれは・・・」 小太郎 「誰やろか?」 ネギ 「ちょっとまって・・もうここまででてきているんだ」 小太郎 「後少しや、がんばれ!」 ネギ 「そうだ!思い出したよ、出席番号7番 柿崎 美砂さんだよ」 小太郎 「おおー!そうかあの姉ちゃんか。でもなんでこんな扱いなんや?」 ネギ 「うーん、よくわからないや。少し出番が少なめだからじゃない?」 小太郎 「そうなんか・・・かわいそうやな」 それを聞いていた本物の美・・・何とかはマリア像の前で泣いていた 完 14-190 14-190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 13 08 22 ID 8m68ROi1O ザジ「…下がるのはやい」 ちう「ああ、この鯖ポンコツでぼやぼやしてるとすぐ落ちる。別名懲罰鯖だからな」 ザジ「…保守しなきゃ」 ちう「だからあたし達が説明してるだろ一時間おきにって」 ザジ「誰に?」 ちう「あたしたちのラブラブを見てるお友達w」 14-195 14-195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 16 06 19 ID 8m68ROi1O 「もう秋でこざるな」 楓は世界樹の上でうたた寝をしていて風で眼を覚ました、すっかり夕暮れ、夕焼けが見える 「天高く馬肥ゆる秋、双子は大丈夫でござろうか」 すっかり高くなった空に楓はそんな事を考える 「秋、里の紅葉が見たいでごさる」 遠く甲賀の地を思う楓、秋風がさわさわと世界樹の枝を揺らした 14-199 14-199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[1日一回縦読ホシュ] 投稿日:2005/10/18(火) 16 53 30 ID 9eKDOVbkO ザジ「あぶぇ糞はつぶすべきだよ…」 ちう「というかお前がAVEXそんな嫌いだったっけ?」 ザジ「ごめん…ノリで言っただけ…ちぅ教えて?」 ちう「分かったよ。簡単に言うとパクりをしちゃったんだよね」 ザジ「でも何をパクったの?」 ちう「のまネコってあるだろ?あれが2chのモナーをパクったって言われてるんだよ」 ザジ「どうして分かるの?」 ちう「カンタンだって!ほら見比べてみ?」 ザジ「わぁ…そっくりだね」 ちう「ものすごく似すぎだもんなぁコレ」 ザジ「ラーメン食べたい!ちぅちぅ!」 ちう「うん、もう夜だもんな。行こうか」 ザジ「ねぇ、ちう?やっぱこの縦読み無理があるね」 ちう「!それは言っちゃ駄目だって。後五分誰も来ないことを祈ってる人いるんだから。」 14-207 14-207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 18 42 39 ID PiLreIuB0 高音 願い 星に願いを そんな言葉がある 私ももう子供ではない、だからそんな事は信じていない しかし願わずにいられない いつもいつも私にはあの試練が待っている もういやだ、なんとなして欲しい だから・・・神様お願い、どうか私を脱がさないでください 出番のたびに脱がされてはお嫁にいけません! 赤○神 「脱がない高音ただの高音さ・・・」 完 14-212 14-212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 22 02 43 ID P2S7xbp8O 「マスター?早くしないと遅刻にしてしまいますが‥‥」 朝だというのにベッドから出てこない私を心配したのか、扉の向こうから声をかけてくる茶々丸 「今日は学校に行かないとぼーやに伝えてくれ」 「体調でも悪いのですか?」 「最悪な気分‥‥だ」 「‥‥わかりました、私は学校に行っていますので何かありましたら姉さんに」 「‥‥‥‥‥‥」 私は返事をしなかった 足音が遠ざかり何も聞こえなくなると、私はもう一度眠りについた 幸せになることは出来る、‥‥けれどそれは所詮一瞬の幻 何百年の内のたった三年間だけ幸せな夢を見るなら 夢なんか見ない方がましだ 私は桜咲刹那とも根本が違う あと半年程度しかないのに夢なんか見たくない あのクラスに居たくないんだ 私が幸せになることは許されない 「早く呪いを解いて‥‥ナギ‥‥」 多くの人を殺してきた報いだから 14-213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/18(火) 22 05 26 ID P2S7xbp8O 「む‥‥、今何時だ‥‥?」 カーテンの隙間からはまだ日が差し込んでいる バタンという扉の閉まる音、時計に目をやると授業は少し前に終わっているようだ 「失礼します、マスター」 「どうし‥‥なっ、お前は何しに来たんだ!?」 茶々丸の声と共に開かれた扉、向こうに居たのは‥‥ 佐々木まき絵だった 「あれ、エヴァちゃん怖い夢でも見たの?涙のあとがついてるよ?」 「う、うるさい!泣いてなど!だいたい何故お前がここに!?」 「マスターの調子が悪いと話したところ、見舞いに来たいとのことでしたので。他の皆さんも遅れていらっしゃると‥‥」 「まったく余計なことを」 「エヴァちゃん、私が添い寝してあげるー」 「いらんわ!」 ‥‥本当に怖い夢だよ、過去を忘れてしまいそうな位に 自分のしたことを忘れてしまいそうな位に 私も人のことをとやかく言えないらしい 「えへへ〜」 「もう、好きにしろ‥‥」 佐々木まき絵は私が想いに耽っている間にベッドの端に腰をかけていた でもな、お前は後半年もすれば私が居たことなんて忘れるんだぞ? それが登校地獄の呪いだから 魔法に関与している奴らはともかく、お前は‥‥いつの日か‥‥ 「あれ?エヴァちゃん!?」 「少しだけ‥‥こうさせてくれ」 「エヴァちゃんは本当は泣き虫なんだね」 「‥‥うるさいぞ‥‥バカ」 私は声をたてずに泣いた、私を愛してくれる人の胸を借りて 14-222 14-222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 00 05 06 ID bZ5vVwVc0 刹那 護衛 1/2 お嬢様を守る事 それが私に科せられた使命だ、いや宿命だ 今、時間は深夜。私はお嬢様の部屋にいる お嬢様、そして明日菜さん、ネギ先生、カモさんは寝入っている 全員が寝入るのを確認してから私はお嬢様の部屋に侵入した ここで私はお嬢様を襲う不逞の輩を殺戮するのだ 耳を済ませる、おそらく敵はもうすでに進入しているだろう、私はその気配を探る まだその気配は感じられない、敵もなかなか慎重だ お嬢様を決して襲わせてはならない 私が守らなければ敵は容赦なくお嬢様に毒牙を挿入するだろう そうなってしまったらお嬢様が大変なことになる、なんとしてもお守りせねば・・ 14-223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 00 06 25 ID bZ5vVwVc0 2/2 どのくらい時間が足ったかはわからない ようやく敵の気配が感じられた、決して逃がさない 耳を済ませ私は夕凪を構える、気を集中して攻撃の体勢をとった プーン 私の眼がお嬢様の肌を狙う蚊を捕らえる 私は夕凪を一閃させた、夕凪は蚊を捕らえ二つに寸断する この際音を立ててはならない お嬢様たちに気づかれてはいけないのだ やがて時間は朝4時となる、そろそろ明日菜さんが起きる時間だ 私は気配を消しお嬢様の部屋を出る 今日もお嬢様をお守りする事が出来た 私は寝不足だが、お嬢様をお守りする事が私の宿命、私のことなどは重要ではないのだ それにお嬢様の玉のお肌に触れていいのは私だけだ 完 14-242 14-242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 11 42 46 ID Whq0m2u40 ザジ「ゴハンマダー?(チン☆チン☆)」 千雨「こらっ、お行儀悪いからやめろって。もうすぐ出来るから待ってな」 ザジ「・・・・・・・(ピコーン)分身k手伝う」 千雨「おっそうか。じゃあ揚がったトンカツを一口サイズに切っておいてくれ」 ザジ「・・・・・・・・・(コクコク)」 千雨「いや〜助かったよ大変だったんだ。じゃあ私はキャベツぶっかけご飯作ってるからな」 ザジ「・・・・・・・(コクコク)」 千雨「ザジが料理を手伝うなんてな珍しいもんだ」 ザジ「・・・・・・・・・・(チラッヒョイパクッモグモグ)」 千雨「・・・・・・・今食べなかった?」 ザジ「・・・・・モゴモゴ(フルフル)」 千雨「(口に衣が付いてるって)まぁいいや続けて頼んだぞ?」 ザジ「・・・・・・・(コクコク)」 ザジはバレてないと思っている だから次も必ずつまみ食いをするだろう やがてザジは私の隙(ワザと)を突いてまたつまみ食いをしようとした そこで私はトンカツを掴んだザジの手をとり 千雨「ザジ君、この手は何かね?できれば教えてもらいたいんだけど」 ザジ「・・・・・・・・・ゴメンナサイ」 千雨「まったくおかずが減っちゃうだろ?もうちょっと待てばできるんだから ガマンしてなきゃ駄目だろ?」 ザジ「えいっ」 千雨「ムグッ。ちょっとなんで私にトンカツ食べさせたんだよ」 ザジ「これでおあいこ」 千雨「反省の色がまったく見えないのですが気のせいかな?」 ザジ「(^O^)アーン」 千雨「また食べたいの?しょうがないなぁ。はい」 ザジ「モグモグ・・・・千雨も」 千雨「ありがと。ホラ、ザジも」 14-243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 11 46 01 ID Whq0m2u40 千雨「ザジ・・・・・・・美味しい?・・・・・・・・・」 ザジ「・・・・・・・・」 千雨「キャベツに・・・・・ソース掛けると・・・・・・・美味しいよ・・・・」 ザジ「・・・・・・・・・」 千雨「ホラ、マヨネーズも掛けると味・・・・・・・・変わるし」 ザジ「・・・・・キャベツだけで・・・・・ご飯・・・・」 千雨「うん、やっぱり調子に乗りすぎたな・・・・・今度から絶対につまみ食いは無しな」 ザジ「・・・・(コクコク)」 14-255 14-255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 18 16 59 ID NpSc5SDl0 今日も私はいつものように一人で駅までの道を行く。 いつもと同じだった。あいつが来るまでは――- 「長谷川さ〜ん!」 「・・・ん、和泉か。どうした?」 「あ、いや、特に用はないねんけどな、見えたから追っかけてみたw」 「ふ〜ん・・・」 沈黙・・・ あー違うだろっ!!!せっかく和泉が追っかけてきてくれたってのに!! もっと和泉に聞きたいことあるじゃねぇかっ!!!! いいチャンスじゃねぇか! 最近何か楽しいことでもあったか? 和泉の好きな食べ物なんだ? 好きな奴とかいるのか・・・? 私のことどう思ってるのか・・・ こんなに思い浮かぶのになんで言葉にできないんだよ!!! 14-256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/19(水) 18 24 04 ID NpSc5SDl0 「なぁ・・・長谷川さん、うちとおって楽しい・・・?」 「は?」 「いやな、うちはスゴイ楽しいんやけど、なんも喋ってくれへんから・・・」 「いや、そん」 「うちな、もっともっともっと、長谷川さんのこと知りたいんや!」 え、ちょ、待てよ・・・ 「なに考えてるのかな〜とか、長谷川さんの好きなもんとかもっとわかっていきたいんよ。」 「せやから、もっと仲良くなりたいなぁと思ってんねんw」 っこ、こいつ・・・ 「・・・長谷川さん?」 「・・・あっあのなぁ!!!いきなし、んなこと真顔でっ!言われて照れない奴がいるかっ!!」 「あ!ご、ごめんなさいっ!!」 くっそー、私絶対今顔真っ赤だし・・・ 「ふふふw」 「なんだよ・・・」 「長谷川さん、顔真っ赤やな〜w」 どぎゃん!! 「っ〜誰のせいだとっ!!!」 「あはは、すまんすまん(笑)」 「っか、帰るぞ!」 「え・・・」 「ふー・・・ほら、手ぇ!!」 「ひゃっひゃい!!」 いつもはただつまらないこの道も和泉と通るなら悪くないなと思った――- 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/pokemonsv/pages/2456.html
もくじを見る 概要 使用ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 使用ポケモン No. ポケモン レベルアップ 関連項目 わざ あ行 アーマーキャノン アームハンマー アイアンテール アイアンヘッド アイアンローラー アイススピナー アイスハンマー アイスボール あおいほのお アクアカッター アクアジェット アクアステップ アクアテール アクアブレイク アクアリング あくうせつだん アクセルブレイク アクセルロック あくのはどう あくび あくまのキッス あくむ アクロバット あさのひざし アシストギア アシストパワー アシッドボム アストラルビット あてみなげ あなをほる あばれる アフロブレイク あまいかおり あまえる あまごい あやしいかぜ あやしいひかり アロマセラピー アロマミスト あわ アンカーショット アンコール あんこくきょうだ いあいぎり いえき イカサマ いかり いかりのこな いかりのまえば いじげんホール いじげんラッシュ いたみわけ いちゃもん いっちょうあがり いてつくしせん いとをはく イナズマドライブ いにしえのうた いのちがけ いのちのしずく いばる いびき いやしのすず いやしのねがい いやしのはどう いやなおと いわおとし いわくだき いわなだれ インファイト ウェーブタックル ウェザーボール うずしお うそなき うたう うたかたのアリア うちおとす うつしえ ウッドハンマー ウッドホーン うっぷんばらし うらみ うらみつらみ エアカッター エアスラッシュ エアロブラスト エコーボイス えだづき エナジーボール エラがみ エレキネット エレキフィールド エレキボール エレクトロビーム えんまく おいうち おいかぜ おいわい おうふくビンタ オウムがえし オーバードライブ オーバーヒート オーラウイング オーラぐるま オーロラビーム オーロラベール おかたづけ おきみやげ オクタンほう おさきにどうぞ おしおき おしゃべり おたけび おだてる おちゃかい おどろかす おにび おはかまいり おまじない おんがえし おんねん か行 ガードシェア ガードスワップ かいでんぱ かいふくしれい かいふくふうじ かいりき カウンター かえんぐるま かえんだん かえんのまもり かえんほうしゃ かえんボール かかとおとし かぎわける かくばる かげうち かげぬい かげぶんしん かぜおこし かたきうち かたくなる カタストロフィ かなしばり かふんだんご かまいたち がまん かみくだく かみつく かみなり かみなりあらし かみなりのキバ かみなりパンチ がむしゃら からげんき からてチョップ からではさむ からにこもる からみつく からをやぶる ガリョウテンセイ かわらわり がんせきアックス がんせきふうじ がんせきほう きあいだま きあいだめ きあいパンチ ギアソーサー ギアチェンジ ギガインパクト ギガドレイン きしかいせい きつけ キノコのほうし ギフトパス きまぐレーザー きゅうけつ きょけんとつげき きょじゅうざん きょじゅうだん キラースピン きりさく きりばらい きりふだ ぎんいろのかぜ キングシールド きんぞくおん クイックターン くさのちかい くさぶえ くさむすび くさわけ くすぐる くちばしキャノン クモのす くらいつく グラススライダー グラスフィールド グラスミキサー クラブハンマー グランドフォース クリアスモッグ くろいきり くろいまなざし グロウパンチ クロスサンダー クロスチョップ クロスフレイム クロスポイズン クロロブラスト げきりん けたぐり ゲップ げんしのちから コアパニッシャー こうげきしれい こうごうせい こうそくいどう こうそくスピン ゴーストダイブ コーチング コートチェンジ こおりのいぶき こおりのキバ こおりのつぶて コールドフレア ゴールドラッシュ こがらしあらし こごえるかぜ こごえるせかい こころのめ コスモパワー ゴッドバード コットンガード こなゆき このは このゆびとまれ コメットパンチ こらえる ころがる こわいかお こんげんのはどう さ行 さいきのいのり サイケこうせん サイコウェーブ サイコカッター サイコキネシス サイコシフト サイコショック サイコノイズ サイコファング サイコフィールド サイコブースト サイコブレイク サイコブレイド サイドチェンジ さいはい さいみんじゅつ サウザンアロー サウザンウェーブ さきおくり さきどり さしおさえ さばきのつぶて さむいギャグ さわぐ サンダーダイブ サンダープリズン 3ぼんのや シードフレア Gのちから ジェットパンチ シェルアームズ シェルブレード ジオコントロール しおづけ しおふき しおみず シグナルビーム じこあんじ じごくぐるま じごくづき じこさいせい シザークロス じしん しぜんのいかり しぜんのちから しぜんのめぐみ したでなめる じたばた じだんだ しっとのほのお しっぺがえし しっぽきり しっぽをふる じならし しねんのずつき じばく じばそうさ しびれごな しぼりとる しめつける ジャイロボール シャカシャカほう シャドークロー シャドースチール シャドーダイブ シャドーパンチ シャドーボール シャドーボーン シャドーレイ じゃどくのくさり? じゃれつく ジャングルヒール じゅうでん 10まんばりき 10まんボルト じゅうりょく じょうか しょうりのまい しろいきり じわれ しんくうは シンクロノイズ しんそく じんつうりき しんぴのちから しんぴのつるぎ しんぴのまもり シンプルビーム じんらい スイープビンタ すいとる すいりゅうれんだ スカイアッパー スキルスワップ スケイルショット スケイルノイズ スケッチ スターアサルト スチームバースト ずつき すてゼリフ すてみタックル ステルスロック ストーンエッジ すなあつめ すなあらし すなかけ すなじごく スパーク スピードスター スピードスワップ スプーンまげ スポットライト スマートホーン スモッグ すりかえ スレッドトラップ せいちょう せいなるつるぎ せいなるほのお ぜったいれいど そうでん ソウルクラッシュ ソウルビート ソーラービーム ソーラーブレード ソニックブーム そらをとぶ た行 ダークホール タールショット たいあたり だいちのちから だいちのはどう だいばくはつ ダイビング だいふんげき ダイマックスほう だいもんじ ダイヤストーム たがやす タキオンカッター たきのぼり だくりゅう たくわえる たこがため ダストシュート たたきつける たたみがえし たたりめ たつまき たてこもる タネばくだん タネマシンガン ダブルアタック ダブルウイング ダブルチョップ ダブルニードル ダブルパンツァー タマゴうみ タマゴばくだん だましうち たまなげ ダメおし だんがいのつるぎ ちいさくなる ちからをすいとる ちきゅうなげ チャージビーム チャームボイス ちょうおんぱ ちょうのまい ちょうはつ ついばむ ツインビーム つきのひかり つけあがる つじぎり ツタこんぼう つつく つっぱり つのでつく つのドリル つばさでうつ つばめがえし つぶらなひとみ つぼをつく つめとぎ つららおとし つららばり つるぎのまい つるのムチ であいがしら DDラリアット てかげん デカハンマー テクスチャー テクスチャー2 テクノバスター デコレーション デスウイング てだすけ てっていこうせん てっぺき テラクラスター? テラバースト テレキネシス テレポート てをつなぐ でんきショック でんげきくちばし でんげきは でんこうせっか でんこうそうげき てんしのキッス でんじは でんじふゆう でんじほう とおせんぼう トーチカ とおぼえ とぎすます ときのほうこう どくガス どくづき どくどく どくどくのキバ どくのいと どくのこな どくばり どくばりセンボン どくびし とぐろをまく とげキャノン どげざつき ドゲザン とける とっしん とっておき とどめばり とびかかる とびげり とびつく とびはねる とびひざげり ともえなげ トライアタック ドラゴンアロー ドラゴンエール ドラゴンエナジー ドラゴンクロー ドラゴンダイブ ドラゴンテール ドラゴンハンマー トラップシェル トラバサミ ドラムアタック トリック トリックガード トリックフラワー トリックルーム トリプルアクセル トリプルキック トリプルダイブ ドリルくちばし ドリルライナー ドレインキッス ドレインパンチ どろあそび どろかけ どろばくだん トロピカルキック どろぼう ドわすれ とんぼがえり な行 ないしょばなし ナイトバースト ナイトヘッド なかまづくり なかよくする なきごえ なげつける なしくずし なまける なみだめ なみのり なやみのタネ なりきり ニードルアーム ニードルガード にぎりつぶす にどげり ニトロチャージ にほんばれ にらみつける ねがいごと ねこだまし ねごと ネコにこばん ねこのて ネズミざん ねっさのあらし ねっさのだいち ねっとう ねっぷう ねばねばネット ねむりごな ねむる ねらいうち ねをはる ねんりき のしかかり のみこむ のろい は行 バークアウト ハートスタンプ ハートスワップ ハードプラント ハードプレス ハードローラー はいすいのじん ハイドロカノン ハイドロスチーム ハイドロポンプ ハイパードリル ハイパーボイス はいよるいちげき はかいこうせん ばかぢから はがねのつばさ はきだす ばくおんぱ ばくれつパンチ ハサミギロチン はさむ はじけるほのお はたきおとす はたく はっけい はっぱカッター ハッピータイム はどうだん バトンタッチ はなびらのまい はなふぶき はねやすめ はねる ハバネロエキス バブルこうせん はめつのねがい はやてがえし はらだいこ パラボラチャージ バリアー バリアーラッシュ はるのあらし バレットパンチ ハロウィン パワーウィップ パワーシェア パワージェム パワーシフト パワースワップ パワートリック パワフルエッジ ヒートスタンプ ひかりのかべ ひけん・ちえなみ ひっかく ひっくりかえす ビックリヘッド ひっさつまえば ひのこ ひみつのちから ひゃっきやこう ひやみず ひょうざんおろし ピヨピヨパンチ びりびりちくちく ビルドアップ ファストガード ふいうち Vジェネレート ふういん フェアリーロック フェイタルクロー フェイント フェザーダンス フォトンゲイザー ふきとばし ぶきみなじゅもん ふくろだたき ふしょくガス ぶちかまし ふぶき ふみつけ フライングプレス ブラストバーン プラズマシャワー プラズマフィスト フラッシュ ブラッドムーン フラフラダンス フラワーガード フラワーヒール フリーズドライ フリーズボルト フリーフォール ブリザードランス プリズムレーザー ふるいたてる フルールカノン フレアソング フレアドライブ ブレイククロー ブレイズキック ブレイブチャージ ブレイブバード プレゼント ブロッキング ふんえん ふんか ふんじん ふんどのこぶし ぶんまわす ヘドロウェーブ ヘドロこうげき ヘドロばくだん ベノムショック ベノムトラップ ヘビーボンバー へびにらみ へんしん ホイールスピン ポイズンテール ぼうぎょしれい ほうでん ぼうふう ほうふく ほえる ほおばる ボーンラッシュ ほごしょく ほしがる ほたるび ほっぺすりすり ボディパージ ボディプレス ホネこんぼう ホネブーメラン ほのおのうず ほのおのキバ ほのおのちかい ほのおのパンチ ほのおのまい ほのおのムチ ポルターガイスト ボルテッカー ボルトチェンジ ほろびのうた ま行 まきつく まきびし マグニチュード マグネットボム マグマストーム マジカルシャイン マジカルフレイム マジカルリーフ マジックコート マジックルーム マッドショット マッハパンチ まとわりつく まねっこ まほうのこな まもる まるくなる マルチアタック まわしげり みかづきのいのり みかづきのまい みがわり みきり ミサイルばり みずあそび みずあめボム みずしゅりけん みずでっぽう ミストバースト ミストフィールド ミストボール みずのちかい みずのはどう みずびたし みだれづき みだれひっかき みちづれ みねうち みやぶる ミラーコート ミラーショット ミラータイプ みらいよち ミラクルアイ ミルクのみ みわくのボイス みをけずる ムーンフォース ムゲンダイビーム むしくい むしのさざめき むしのていこう むねんのつるぎ めいそう メガドレイン メガトンキック メガトンパンチ メガホーン めざましビンタ めざめるダンス めざめるパワー メタルクロー メタルバースト メテオドライブ メテオビーム メロメロ もえあがるいかり もえつきる ものまね もりののろい もろはのずつき や行 やきつくす やけっぱち やつあたり やどりぎのタネ やまあらし ゆうわく ゆきげしき ゆきなだれ ゆびをふる ゆめくい ようかいえき ようせいのかぜ ヨガのポーズ よこどり ら行 らいげき ライジングボルト らいめいげり ラスターカノン ラスターパージ リーフストーム リーフブレード リサイクル リフレクター リフレッシュ リベンジ りゅうせいぐん りゅうのいかり りゅうのいぶき りゅうのはどう りゅうのまい りんごさん りんしょう ルミナコリジョン レイジングブル れいとうパンチ れいとうビーム れんごく れんぞくぎり れんぞくパンチ ローキック ロケットずつき ロックオン ロックカット ロッククライム ロックブラスト わ行 ワイドガード ワイドフォース ワイドブレイカー ワイルドボルト わたほうし わるあがき わるだくみ ワンダースチーム ワンダールーム コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/406.html
前ページ次ページSSまとめ ザジの回想 ちうの回想 ザジの回想 5-759 名前:ザジの回想 1[] 投稿日:2005/08/01(月) 05 21 11 ID R4IvntYS0 どうして、こうなってしまったのだろう。 いつも私はルームメイトの彼女のことを考えている。 寝ても覚めても彼女の顔しか頭に思い浮かばない。 以前の私はこんなのじゃなかった。 誰にも関心を持てない私は、曲芸だけが生きがいだった。 友人を作ろうとも思わなかった。 人に声を掛けようとも思わなかったし、声を掛けられても、頷くか首を振るかで答えるだけだった。 ちうとこの部屋に住むようになった時も、それは変わらなかった。 一緒にいても私は黙っているだけで、会話は全く無い。 でも、それはちうも同じだった。 彼女は四六時中パソコンに向かっていて、私の顔を見ようともしない。 まあ、私にとっては変に気を遣われるよりも好都合だったが、この時の私が彼女を見誤っていた事に後で気付く。 5-760 名前:ザジの回想 2[] 投稿日:2005/08/01(月) 05 23 32 ID R4IvntYS0 「おい、飯ができたぞ」 「(コクコク)」 彼女は私が何も言わなくても、二人分の食事を用意してくれた。 一緒に暮らし始めてニ、三日は、私と親しくなろうとして作ってくれているのだろうと思った。 だが、それが一ヶ月も続けば、考えを改めざるを得なくなる。 私のように無愛想な人間にご飯を作るなんて、普通の人なら一週間ももたない。 その上、ちうは無言の私に怪訝な顔を向ける事も無い。 それどころか、私に笑みを見せてくれる事もあった。呆れて笑っていたような気もするけど……。 彼女はこの会話の無い異常な関係に苦痛を感じてないようだった。 こんな私が言うのもあれだが、同年代の中では、ちうみたいな奇特な人は初めてだった。 私がそんな彼女を気にし始めるのに、さほどの時間は掛からなかった。 日に日に彼女の事を考える時間が増えていった。 そして、私との幾つもの共通点を見つける。 学校のクラスに友達が一人も居ない事。 クラスで浮いている事。 誰とも話そうとしない事。 私の友達が曲芸だけなのと同じように、彼女の友達はパソコンの向こう側だけにしか居ない事。 私は彼女を他人とは思えなくなっていった。 5-761 名前:ザジの回想 3[] 投稿日:2005/08/01(月) 05 25 29 ID R4IvntYS0 毎日、ちうの様子を見ていた私は、ある事に気付いた。 それは、彼女がパソコンの電源を落とした後に訪れる。 疲れを取るために背伸びをした後、彼女は決まって寂しげな顔をする。 それに気付いた私は、背伸びをする彼女に近寄った。 「う〜んッ……んん?」 彼女の目の前に開いた手の平を差し出し、そのまま握る。 ポンッ! 手を開けば、そこには造花のバラがどこからか現れる。 それを見た彼女は、最初は丸い目をしていたが、ケラケラと笑い始める。 「なんだよ、いきなり。手品を見て欲しいのか?」 「(コクコク)」 寂しげな顔を見なくて済んだ私は、妙に安堵するのが分かった。 そして、お客さん以外に芸を見せたいと思ったのは、これが初めてだった。 5-762 名前:ザジの回想 4[] 投稿日:2005/08/01(月) 05 29 25 ID R4IvntYS0 あれから毎日のように手品を見せたが、ちうのあの表情は消えなかった。 どうやら、私の力では彼女を癒せないようだった。 その寂しげな顔を見るたびに、私の胸が張り裂けそうになる。 「今日も手品を見せてくれるのか?」 寂しげにしていた彼女が、私に芸の催促をする。 しかし、自信を無くした私は、期待に応えられない。 何もできない悔しさに、頬に冷たい筋が走る。それは、ペイントされたものではない。 「お…おい、泣いてるのか? 悪かったよ。嫌ならいいから……」 ちうはオロオロと慌てながら、私のそばに謝りに来た。 5-763 名前:ザジの回想 完[] 投稿日:2005/08/01(月) 05 31 43 ID R4IvntYS0 謝りたいのは私の方。 だから、首をブンブンと横に振って謝る。 「ゴメンナサイ。私の芸じゃあなたを笑顔にできない。どうしたら笑ってくれるの?」 それを聞いたちうは、私の頭にそっと手を置いて、ふっと笑った。 「バカだな……。これでも、おまえと住むようになってから笑うことが多くなったんだぞ。今も笑ってるだろ? おまえのせいでだよ」 この日から、ちうが寂しげな顔をする回数が激減していったのを覚えている。 その代わり、今度は私が寂しさに襲われる番になった。 ――だって、ちうがそばに居てくれないと寂しいんだもんっ!! おわり どうでしょうか。恋の始まりを想像してみました ちうの回想 6-250 名前:ちうの回想 1[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 52 06 ID dswe6jwC0 同居人の名前を知った時、私は先を思いやられて天を仰いだ。 Zazie Rainyday 「ザジー…レイニィデイ?」 連絡用紙に書かれた相手の名前は、アルファベットが並んでいるだけだ。少なくとも日本人ではないだろう。 外国人と聞いて私が連想するのは、日本人よりも陽気で積極的な人種が多い事だ。 できるだけ人と関わり合いになりたくないと考えている私は、この同居人とのうざったい毎日が見えるようで溜め息をついた。 初めて彼女と顔を合わせた時、私はぶったまげて声も出なかった。 ピエロかよっ!! 会う前に考えていたような悩みは、本当に些細なものだった。 私の前には道化師のメイクをした彼女が立っているのだ。これが変人と言う奴か? 相手がどんなにヤバイ奴でも、これから一緒に暮らすのは確定している。 私は勇気を振り絞り、とりあえずは簡潔に挨拶をする。 「私は長谷川千雨。よろしく」 「(コクリ)」 返事はそれだけだった。 でも、日本語が通じるのは分かった。 6-251 名前:ちうの回想 2[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 52 53 ID dswe6jwC0 ザジとの共同生活が始まってすぐ、私の心配は杞憂に終わった事を知った。 なんと、彼女は私以上に無口で人に無関心だったのだ。おまけに無表情ときたもんだ。 顔のメイクは飾りか? 要らぬ心配をさせられた事に文句の一つも言いたくなったが、私が事を荒立てては本末転倒。 彼女の動向を静観する事にした。 私の生活の中で、ザジは基本的に無害だった。 整理整頓はしっかりできるし、何よりも私に干渉してこないのがいい。 難を言えば、前触れもなく芸の練習を始めるところくらいか。 突然、人形のパントマイムを始めて動かなくなった時には、怖くてマジで怯えたぞ。 ザジを割と気に入った私は、彼女の食事も用意してあげた。 彼女は文句を言わずにきれいに食べてくれるので、作り手として悪い気はしない。 それと、餌付けの効果か、大抵の事なら私の言う通りにしてくれるようになった。 ゴミ捨てとか、トイレ掃除とか、私の気が向かないときはやらせたりした。 私は利口なペットを飼っている気分で、彼女に接していた。 6-252 名前:ちうの回想 3[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 53 38 ID dswe6jwC0 私はネットの世界が大好きだ。 誰とでも気軽に話せるし、移動もワンクリックだけでどこへでも行ける。 自慢じゃないが、私はネットの世界ではアイドルなんだぞ。 それに比べて、リアルの世界には魅力を感じない。 言いたい事を声に出すのは難しいし、人に合わせて行動しないと、瞬く間にのけ者にされる。 だから、リアルの世界では、交友を広めようとは思わなくなったし、目立たないように猫を被っている。 そんな私が最も憂鬱になるのは、ネットからリアルに戻って来た時だ。 可能なら二十四時間ネットに潜っていたいが、腹の空く体があるのでそうはいかない。 ネットで楽しんだ私は仕方なくパソコンの電源を落とす。 「う〜んッ……んん?」 最後の快楽を得ようと背伸びをしていたら、視界に褐色の手がぬっと伸びてきた。 その手が閉じられ、次に開かれた時にはバラが一本唐突に現れた。 ザジは時々、意味不明な行動を起こす。それも慣れれば結構楽しいけどな。 無視するのもかわいそうなので、適当に反応してあげた。 「なんだよ、いきなり。手品を見て欲しいのか?」 「(コクコク)」 頷く彼女は笑っていた。 どんな時でも無表情だった彼女がだ。 私は手品よりも、その笑顔に驚かされた。 6-253 名前:ちうの回想 4[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 54 37 ID dswe6jwC0 あの日から、リアルに戻ってすぐザジの手品を見るのが習慣となった。 いや、正直に言うと少し違う。 私は、手品をするザジの笑顔を見ていたのだ。 普段は絶対に見せない彼女の生き生きとした表情は、女の私でも引き込まれるものがある。 どうして、その素顔を隠すのだろう。 いつもそうやっていれば、どこでも必ず人気者になれるのに。 ザジには人を惹きつける魔力がある事に、この時、私は気付いておくべきだった。 6-254 名前:ちうの回想 5[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 55 27 ID dswe6jwC0 手品を見るようになってから何日目だったか、その日の彼女は少しも動く気配が無かった。 「今日も手品を見せてくれるのか?」 少なからず楽しみにしていた私は、柄にも無く手品の催促をした。 だが、それが失敗だった。 彼女が急に泣き出してしまったのだ。 まさか私がリアルで人を泣かすなんて、想定外もいいところだ。 私は必死になって原因を考える。 やっぱり、芸をさせたり、ペット扱いしていたのがマズかったか。 パニック気味の私はうまく謝れなかったが、次のザジの言葉に私は衝撃を受ける。 「ゴメンナサイ。私の芸じゃあなたを笑顔にできない。どうしたら笑ってくれるの?」 はぁ? 何を言ってるんだ? 私はおまえをいいように使っていたんだよ? そこまで考えた時、私は自分の醜さをはっきりと自覚した。 そして、目の前で泣く少女が、私に好意を持って手品をしてくれていた事に、今更ながら気付いた。 6-255 名前:ちうの回想 6[] 投稿日:2005/08/04(木) 18 56 30 ID dswe6jwC0 この時は偉そうな事を言ってザジを慰めたけど、本当は私が謝りたかった。 ネットに夢中になるあまり、リアルで最も身近な人物を見過ごしていたのだから。 そして、感謝の気持ちも伝えたかった。 ザジのおかげで、こっちの世界も捨てたものじゃないと思えるようになったから。 でも、今は彼女を少し恨んでいるかもしれない。何故なら…… ――私の居場所が、ネットでもリアルでもなく、ザジの中にしか見つけられなくなりそうなんだよっ!! 完全にザジの虜になる前に、なんとかせねば。 でも、あいつのお願いは断れないんだよなぁ……かわいくて。 ハッ!? すでに私はザジの虜なのか!? おわり 今回も二人の関係を少し具体的に固めてみました。勝手な妄想爆発ですw それでは、長文失礼しました。 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/664.html
340 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 17 59 32 ID ??? 12月31日。 年が終わるその日、日本人ならやるであろう事がある。 年賀状?すでに遅い。 来年を考える?鬼に笑われたいのか。 年越し蕎麦?そんないい物じゃない。 じゃあ何か。面倒で、しかしそれをしないと年を越せない。それは何か。 新年への垢落とし、大掃除だ。 「あー、ザジそれはこっちだな」 ここ、私の部屋でも大掃除は行われていた。 私とザジの二人部屋だが、ザジはあまり私物を持っていない。 つまりザジは掃除と言うほどの事をしなくていいのだが、助かる事に私の手伝いをしてくれる。 してくれるのだが――。 「ザジ、それは捨てるな!多分使う!」 とにかく捨てようとするのは困る。 「……多分?」 ザジが聞き返してくる。 『多分だったら捨てる』という意味だ。 「いや、多分じゃない。使う。たとえ私が半年間見向きもしなくて埃被っていたとしても来年に一回位は――あぁ!?」 必死の弁明むなしくゴミ袋行き。 こんな調子で掃除されるので、ちょっと困る。 341 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 00 18 ID ??? 本の場合。 「待った、それは縛るな」 積まれたシリーズ本を縛ろうとするザジを押し止める。 「……もう読んでない」 「いや、暇な時にまた読むだろうし」 確かに最近はネット小説ばかり読んでるが、せっかく集めたのに捨てるのは忍びない。 しかしザジは首を横に振り、ビニール紐を取り出す。 私は思わず縋り付いて訴えた。 「待った、せめてもう一回読ませてくれ!」 するとザジは本を一瞥し、総冊数――約30冊を確認すると、問答無用で縛り付けた。 私はその場に崩れ落ち、涙した。 342 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 01 21 ID ??? パソコン関係のCDの場合。 「……これは?」 ザジが引き出しから大量のパソコン用CDを引っ張り出してきた。 「あーこれか。一応取っとくよ」 万が一パソコンがクラッシュした時にでも使うだろ。 そう伝えると、ザジはCDの一部を指差し、 「……これはいらない」 見るとそれはパソコンゲームだった。 確かにクリアしたのはもう遊ばないだろうが、なんとなく捨てるのは忍びな 「って捨てるな!」 ザジはやっぱりゴミ袋に入れようとしていた。 ザジ、お前ゲームになんか恨みでもあるのか? 「いいか、これはゴミじゃない。売れるんだ」 「……売れる?」 「そうだ。しかも中には希少価値が付くのもあってな、取って置けば置くほど高くなるんだ」 「……つまり?」 「捨てないで取って置こう、な?」 「……」 「な?」 「…………」 「……」 「………………」 「……売ってきます」 343 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 02 10 ID ??? とまぁこんな風に部屋は掃除され、二時間後にはとてもスッキリした部屋となった。 ただ一つを除いて。 「……クローゼット」 「衣装、か」 クローゼットの中にはネットアイドルの衣装が数え切れないほど入っている。 さてこれの処分をどうするか。 取って置くのは駄目だ。これからを考えるとクローゼットがいくつあっても足りない。 かと言って捨てるのは論外だ。こんなの捨てたら目立って仕方ないし、私の趣味がバレたら困る。 どうした物かと考えていると、 「こんにちわー、お困りかな?」 何故か朝倉が現れた。 しかも何か企んでるときの笑みをしている。 私は身構えながら訊いた。 「いきなり何しに来たんだ?」 「大掃除の手伝いかな。いらない物回収するよ」 本当のゴミはいらないけど、と笑う朝倉。 つまり廃品回収の真似事か。 「お前一々そんな事して回ってるのか?」 「全部じゃないよ。主に衣装の処分に困ってるネットアイドルの所に回ってるけど」 そりゃ私の状況によく似てるな。 と言うか私だ。 344 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 02 44 ID ??? 「と言う訳で、困ってるなら処分するよ」 笑みを崩さず朝倉が言った。その真意は未だに読めない。 だが、この渡りに船の申し出に、私は心動かされていた。 「……分かった。持ってけ」 「流石、話が分かるね。分け前は5:5でどう?」 は?分け前って……お前まさか。 「売り上げの配分に決まってるじゃん」 「売る気かよ!」 怒鳴ると朝倉は何を今更という顔をした。 「そりゃ売るさ。リサイクルって奴だね」 「何がリサイクルだ、大体売れる訳ないだろ!」 「何言ってんの、しっかり作ってあるから売れるよ」 「どっちにしろ私が着た服を赤の他人が着るってのが嫌だ!」 結構本気の訴えに、朝倉も考えを改めたようだ。 「んー、そりゃそうかもね」 「だろ?分かったら衣装を返せ」 「ちょっと待って、私が使うなら問題ない?」 今度は何を言い出すんだコイツ。 「使うってお前、何する気だ?」 「そりゃあナニを」 瞬間、朝倉の顔に時計が激突した。 ゆっくり倒れる朝倉。振り向くとザジが投球ポーズを取っていた。 そして朝倉は、どこからか現れたさよが引っ張って行った。 ご迷惑お掛けしましたと言われたので、大変だなと言ってやった。 まったくです、と笑って返された。 345 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 03 27 ID ??? さて、結局衣装は案外皺が無かったので、バラして布として再利用する事にした。 つまりまたクローゼット行きで、結局片付いていない。 まぁいい、他は全部綺麗になった。 「て事で大掃除も終わった!」 「……お蕎麦も食べた」 「ついでに紅白も見たし、後は新年を待つだけだな」 時間は既に残り数分、私は改まって言った。 「なぁ、ザジ」 カチッカチッ 時計の音が鳴っている。 「……なに?」 カチッカチッ 「この一年、ありがとうございました」 カチッカチッ ザジも姿勢を正した。 「……こちらこそ」 カチッカチッカチッカチッ カチッ 『今年も、宜しくお願いします』 348 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 18 50 20 ID ??? ザジ「もう~いくつ寝ると~お正月~♪」 ちう「何言ってんだ、もう後5時間位だぞ」 ザジ「5時間もあればあと3回はイケるよ♥」 ちう「その寝るかよ!って……ブハァ(大量出血)」 355 亜子 乗り物 2005/12/31(土) 19 16 03 ID ??? 亜子 乗り物 亜子 「なあ、ウチにはどんな乗り物が似合うと思う」 まき絵 「補助輪付の自転車とか初心者マークのついた傷だらけの軽四とかかな。とにかく近寄りたくないやつ」 亜子 「なんでやのん!!」 まき絵 「だって亜子って見た目はとろそうだよ」 亜子 「うあー!!」 まき絵 「あはは、ゴメンゴメン」 亜子 「・・・でも格好ええ人ってええな」 まき絵 「そうだね、アキラとかならバイクにライダースーツとか似合いそうだし」 亜子 「龍宮さんとかもそうやな、スポーツカーとかも似合うな」 まき絵 「裕奈とかはマウンテンバイクかな、スケボーとかもありかも」 亜子 「葉加瀬ちゃんはセグウェイやね、て言うか乗ってるし」 まき絵 「いいんちょは高級車かな、後双子は三輪車」 亜子 「納得や、でウチは?」 まき絵 「溝に車輪がはまって助けを呼んでいる姿が見えた」 亜子 「うあーん!!」 完 358 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 19 44 14 ID ??? 刹那 「エンヤードット、エンヤードット、」 はい、深い意味はありません。 359 『Conjunctions 1』 2005/12/31(土) 19 49 13 ID ??? エヴァのログハウスで エヴァ「ハァ~、大掃除も終ったなー…」 茶々丸「マスターはずっとTVゲームしてただけでしたね」 エヴァ「Σ(=Д= ) いや…いくつかクリアしておかないとだな、その…ゲームソフトの整理が…」 ゼロ「サボッテタダケダロ」 エヴァ「くっ…役立たずのクセに、こういう事にだけは舌が滑らかだな」 茶々丸「つまり、マスターは今年"も"大掃除なんてしてなかったわけですね」 エヴァ「うぅ…(=ω=;)」 茶々丸「面倒なことは全て私にやらせて…」 エヴァ「…あ~、そういえば、明日は新年を祝う"餅つき会"があったはずだな(-∀-;)」 茶々丸「マスター、話を反らさないでください」 エヴァ「朝一で行くぞ!龍宮神社で初詣の後は、"餅つき会"に参加だ!(`∀´;)」 茶々丸「…マスターの体格では、"こども会・親子ふれあい餅つき"に参加するのが適当かと」 ゼロ「ケケケ…ソリャ見物ダナ、オレニモ見サセロヤ」 エヴァ「ぬぬぬ…(怒」 茶々丸「そういえば、マスター。今年中に姉さんの新しい服を縫うとか言ってませんでしたか?」 エヴァ「げっ!…Σ(=Д=;)」 ゼロ「ア…」 茶々丸「私の計算では、もう間に合いません」 ゼロ「今年モ、残リ数時間ダカラナ…」 エヴァ「チャチャゼロ…来年早々に作ってやる。それまで待て」 茶々丸 『こうして、姉さんの服作りが正月早々から始まることになりました。まさに、アリとキリギリスですね』 エヴァ「茶々丸、何処に向かって話している」 茶々●「何でもありませんよ、マスターw」 【『Conjunctions』以外のSSへの接続】 SS『lic lac la lac lilac』(来年投下予定) 360 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 20 20 32 ID ??? TV「ヒョードル!ミルコ!桜庭!」 ザジ「(ワクワク)」 ちう「大晦日の格闘技も恒例だな」 TV「ハイキック決まったーー!」 ちう「おっ」 ザジ「キヤッ(/△\)」 ちう「おいおい、怖がるくらいなら見るなよ。つーか、変えていい?(本当はTVタックル見たいんだよな)」 ザジ「(フルフル)」 ちう「……」 TV「腕ひしぎはいった?はいった!」 ザジ「(*1))イタタタ」 ちう「だから、変えて――」 ザジ「(「・ω・「)ガオー」 ちう「わ、分かったよ」 TV「失神KO!!」 ザジ「(´∩ω∩`)キヤッ…………(´・ω∩`)チラッ」 361 マロン名無しさん 2005/12/31(土) 22 32 04 ID ??? ちう「なぁ・・・」 ザジ「んー」 ちう「大晦日特番つまんねぇなー」 ザジ「そだねぇ」 ちう「ラジオ聴くか?」 ザジ「アニスパー?」 ちう「質問を質問で返すなー」 ザジ「うぎゃぁー」 ちう「みかん食うか?」 ザジ「食う食うー」 ちう「暇だなぁ」 ザジ「暇だねぇ」 ちう「ザジさー」 ザジ「なぁに?」 ちう「今年一年楽しかったか」 ザジ「・・・今年は特に楽しかったよ」 ちう「・・・そうか・・・」 ザジ「う、うん・・・」 ちう「・・・その・・・な。・・・・・・私もだよ」 ザジ「・・・みかん美味しいね」 ちう「そうだな」 ザジ「コタツって暖かいよね」 ちう「そうか?」 ザジ「でも、体寄せ合うともっと暖かくなるよ」 ちう「そうなのか。どれ」 ザジ「ほら、あったかいでしょ?」 ちう「ん・・・ああ・・・」 ちう「来年も、いい年にしような」 ザジ「うん」 ちうザジ「「ザジちうスレの諸君、良いお年を!」」 363 『Conjunctions 2』 2005/12/31(土) 23 08 44 ID ??? 麻帆良学園 理工学部大学院 研究室 超「もう今年も、おしまいネ」 葉加瀬「研究室で年越しなんて、面白みがないですねー」 超「でも、私達らしいヨ」 葉加瀬「そういえば、年越しそばの出前を頼んだって…」 超「四葉サンに頼んだヨ。快くオーケーしてくれたネ」 葉加瀬「それは楽しみですー」 超「でも、ちょっと遅いネ。そろそろ来てもいいはずヨ…」 龍宮神社 桜子「うわぁ~、大行列だ」 円「もう、だから紅白歌合戦はあそこまでにしよう、って言ったんだよ」 美砂「ごめんごめんw」 円「で、桜子はやっぱり今年もおみくじは大吉なわけ?私なんか小吉と中吉、吉以外は見たことないよ」 美砂「桜子、大吉以外を引いたことあるの?」 桜子「ないwww」 龍宮神社、舞台裏 巫女A「今年もすごい行列ね~」 巫女B「今年もお布施が凄い金額集まるわw」 巫女A「そういえば、お布施から500円だけが全て消える事件の犯人、捕まったの?」 巫女B「まだだったと思うわ。怖いわよね、龍宮さん?……龍宮さん??…どうしたの?ぶつぶつと呟いて…」 龍宮「ぶつぶつ…(もうすぐ戌年…もうすぐ戌年…)」 364 『Conjunctions 3』 2005/12/31(土) 23 16 13 ID ??? 学園内の、どこか屋外 古菲「…(五月に"これ"を研究室まで届けるよう頼まれたアルが、ひとりで研究室に行って無事に済んだ例しがないアル…)」 ??『……ば…』 古菲「ん!?だっ、誰かいるアルか!?」 ??『…そば……』 古菲「へ?」 ??『…そば…食べたい…ぁ』 古菲「ぎゃー!お化けが出たアルーっ!」 ダバダバダバダー…(古菲、全力逃亡) さよ「おそば、食べたいなぁ…」 タッタッタッタッ(遠くから誰かが走って来る足音) 朝倉「ハァ、ハァ…ちょっと、さよちゃん?急にいなくなったと思ったら…何してたの?」 さよ「あ、すいません。おそばの美味しそうな匂いがしたので、つい…」 朝倉「あー、もう!寄り道なんかしてないで、さっさと龍宮神社に行くよ!初詣の取材を任されちゃったんだから」 さよ「はい!」 研究室 葉加瀬「あれ?今、廊下で物音しませんでした?」 超「したネ!出前が来たかもしれないヨ。ちょっと見てくるネ」 廊下 超「お!出前、ご苦労さんネ。ん?青ざめた顔で、どうしたカ?」 古菲「あうぁ…おばけ…"お化け"が…」バタッ(古菲、失神) 超「うん?…あぁ、"おまけ"?じゃあ、代金はいらないカ。ご馳走になるネ。ハカセ~、そば届いたヨ~」 365 『Conjunctions 4』 2005/12/31(土) 23 23 28 ID ??? 龍宮神社 朝倉「うわぁ~、みんな並んでるー!」 さよ「やっぱり凄い人数ですねー」 朝倉「じゃあ、早速、取材はじめるよ!」 さよ「はい!…あれ?あれは…」 朝倉「お!チア三人組じゃん!お~い、柿崎~」 行列、最後尾の辺り 円「誰か、美砂のこと呼んでる?」 美砂「あ!朝倉、今年はアンタが初詣の取材?」 朝倉「うん、今年はついに任されちゃってさ~」 円「それで、私たちから何を聞くつもり?」 朝倉「いや、用があるのは、そこの食券長者さんねw」 桜子「え、私?何なに、何に答えればいいの?」 円「桜子、アンタはしゃぎすぎ…」 朝倉「え~、椎名さん。来年も強運は衰えませんか?」 桜子「ふふふ…それは来年が始まってみなきゃわからないよー」 朝倉「はい。こんなもんでOKっしょ。こんな取材、テキトーにやっておけばいいのよw」 美砂「いい加減だな~w」 朝倉「スクープ以外は興味ないのっ!あ、そういえば、ウチのクラスの奴ら、他に見なかった?」 円「確か、大河内たちが列のもう少し前の方にいたよ」 朝倉「さんきゅー!じゃ、これで失礼しまっす!良いお年を~」 チア三人「「良いお年を~」」 366 『Conjunctions 5』 2005/12/31(土) 23 29 47 ID ??? 龍宮神社、初詣行列の真ん中らへん 裕奈「来年こそは、バスケ部が強くなって…」 まき絵「あれ?あそこにいるの、朝倉じゃない?」 亜子「あ、ほんまや」 (朝倉、接近…) 朝倉「初詣の取材なんだけど、色々と質問していい?」 裕奈「いやぁ~、アポなしはちょっと困…」 まき絵「いいよいいよー!」 裕奈「ちょっとwまき絵wwさっきからwww」 朝倉「じゃあ、取材いくよ!来年の抱負は?…ぇ~と、まずは、まき絵」 まき絵「やっぱり、新体操の大会で優勝したいなー」 朝倉「次、大河内」 アキラ「…水泳をがんばる……」 朝倉「えーっと、次、亜子」 亜子「来年もたゆんたゆんや━━━━!!」 …シーン。 朝倉「…却下。おっ、あんな所に、ネギ先生が!(棒読み)…、来年も良いお年を~」 まき絵「良いお年を~!」 裕奈「ちょっと、朝倉!私は!?おーい、朝倉ー!」 367 『Conjunctions 6』 2005/12/31(土) 23 35 33 ID ??? 行列、もう少し前の方 ネギ「初詣って凄いですね~こんなに混むなんて」 明日菜「いい?ネギ。お賽銭を箱に投げたら、手を合わせてお祈りするのよ?」 木乃香「そんな何度も説明せんでも、ネギ君、よう分かってるもんなー」 ネギ「木乃香さんは、何をお祈りするんですか?」 木乃香「ウチは…せやな。せっちゃんと…○○○で○○○な○○になれるよう…」 刹那「こっ、このちゃん!(////)」 明日菜「ちょっw木乃香、ネギの前でそんな言葉www」 朝倉「はーい!ラブラブなお二人さん!」 明日菜「あ!、朝倉!今年の初詣当番はアンタなの?」 朝倉「まぁね」 刹那「あっ…朝倉さん。すいません、お借りした傘を返すのすっかり忘れてしまっていて…」 朝倉「傘?あーぁ、"あの傘"ねw」 刹那「あの傘です(////)」 木乃香「傘って、あの大雨の日に借りた…」 朝倉「うん。別に返すのなんて、来年でいいよ」 刹那「すいません…(////)」 朝倉「それじゃあ、私は神社の巫女さん達に"謎の500円玉蒸発事件"について取材してくるから…ぇ~と、良いお年を~!」 ネギ、明日菜、木乃香、刹那「「良いお年を~」」 刹那「"500円"って…まさか…」 【『Conjunctions』以外のSSへの接続】 SS『大雨、時々、晴れ』(まとめサイト参照) 368 早乙女ハルナのカップリング検証 2005/12/31(土) 23 46 47 ID ??? 269 パル「どーもー、早乙女ハルナでーすっ! 年末Fooooooooooooooooo!!」 夕映「……どうもこんばんわ。保護者の綾瀬夕映です……。 そしてハルナは気にしないでください。 何かお笑いの番組を見て、例の男に感化されたようです…。」 パル「まぁそれはいいんだけど、前に言ってたさっちゃんと亜子、アレ実現してたんだねぇ~。」 夕映「ですね。作者のアホさ加減が暴露されてます。」 パル「まぁいいんじゃない?他にも考えてるらしいし…。」 夕映「では、そのマイナーなカップリングを見るです。」 エントリーナンバー4 夕映(・風香・史伽・エヴァ) と 真名(・アキラ・ザジ) 夕映「…私…ですか…。」 パル「ま、寝ぼけて小動物と勘違いするネタだね。 でも、龍宮と夕映ってほんっとミスマッチよね~。」 夕映「それもそうです。龍宮さんは運動系ですから。」 パル「あんたも運動やってみたらどうなのよ?」 夕映「ムリですね。」 パル「あらら…じゃ、次いってみようか。」 エントリーナンバー5 和美 と 鈴音 夕映「……謎が謎を呼ぶコンビですね…。」 パル「でも、深いシリアスネタが書けそう……(うずうず)」 夕映「確かに、そう言う方向性で考えればいい作品は書けそうですね…。」 パル「おっと!もう時間ないじゃん! ハピマテ聞きながら年越そうっと!」 夕映「あ、もうそんな時間ですか。 それではみなさん、良いお年を。」 371 『Conjunctions 7』 2006/01/01(日) 00 07 38 ID ??? 千雨の寮部屋 ゴーン…(除夜の鐘) ザジ「ちーうー(`・ω・´)」 ちう「なんだよ、初詣は二日か三日にするって言ったろ?あんな人混みに行くなんて…」 ザジ「(´・ω・`)」 ちう「ったく、そんな顔するなよ。あー、もう、わかったよ。行けばいいんだろ、行けば。わかったよ。だから、もう少し待ってくれ。この画像をアップしてから…(カチッとクリック)…っと」 ザジ「初詣だー(`・∀・´)初詣だー」 ちう「ちゃんと厚着しろよ。この前みたいに、凍えられたら困るからな」 ザジ「ちうと一緒なら、大丈夫~(`・ω・´)行こう行こう」(ちうを無理矢理、引っ張る) ちう「わー、ちょっと待て、まだ犬耳が…」 画像 にア http //www.uploda.org/file/uporg275502.jpg.html 携帯電話用 にア http //j.pic.to/30v69 383 『Conjunctions 8』 2006/01/01(日) 14 59 10 ID ??? 麻帆良・餅つき会、会場 茶々丸「マスター、寒いですか?」 エヴァ「平気だ。それにしても餅はまだ出来んのか…」 ゼロ(結局、餅ツキニハ参加シナイデ、餅食ベルダケカヨ…チェッ…) 茶々丸「子供会主催の親子ふれあい餅つきなら、マスターも参加できたのですが…」 エヴァ「茶々丸…お前、いい加減に…」 ちづ姉「あら…茶々丸さんに、エヴァンジェリンさん?」 エヴァ「ん?」 茶々丸「那波さん、あけましておめでとうございます」 那波「こちらこそ、あけましておめでとうございます。まだ、こっちは、お餅できてないのかしら…」 茶々丸「はい。まだまだ食べられないようで、マスターがもうじき駄駄をこねはじめる頃です」 エヴァ「こら、茶々丸」 ちづ姉「お餅を?だったら、"親子ふれあい餅つき"が今終わったばかりだから、少し残ったのを差し上げましょうか?」 茶々丸「お願いします。良かったですね、マスター」 エヴァ「おい、茶々丸、私の話を聞け!」 384 『Conjunctions 9』 2006/01/01(日) 15 00 58 ID ??? 麻帆良・餅つき会、会場 ちづ姉「はい、エヴァンジェリンさん。どうぞ」 エヴァ「すまないな、那波」 ちづ姉「熱いので気を付けてくださいね」 エヴァ「うむ…」 茶々丸「あっ!マスター、そんなに一気に食べては喉に詰まります!」 エヴァ「…ぐふっ(;OxO)」 ゼロ(ア…コリャ、喉ニ詰マラセタナ…) エヴァ「…!!!!!(;;OxO)」 ちづ姉「あら、いけない!喉に詰まらせてしまったみたい」 茶々丸「マスター!吐き出してください!マスター!」 ちづ姉「まかせて!こういう時は…」 エヴァ「…!?!?(;;;OxO)」 ちづ姉「足を持って、逆にして…」 エヴァ「…?!?!( oДo)」 ちづ姉「喉に指を突っ込む!」 エヴァ「!!!!!…ぐへぼぁ」 ちづ姉「…ほら、吐き出せたわ」 エヴァ「ゼェゼェ…(;OДO)」 茶々丸「マスター、大丈夫ですか?」 ちづ姉「無事で良かったわ。さっきも、"親子ふれあい餅つき"で餅を喉に詰まらせた子がいたのよ」 茶々●「…マスター、やはり"親子ふれあい餅つき"に参加するべきだったのでは?」 エヴァ「…(…ダメだ…もう完全に反論できない…)」(´`; 387 お餅 2006/01/01(日) 19 45 30 ID ??? お餅 アキラ 「む、むううう!!!」 真名 「あ、アキラ!!どうしたんだ、餅がのどに詰まったのか!?」 アキラ (コクコク・・・) 真名 「待ってろ!!今、吸い出してやるからな!!」 アキラ 「むぐ・・ぬううう」 真名 「んーちゅるちゅる・・じゅる」 アキラ 「ハァハァ・・・ありがと、真名」 真名 「ふぅぅ・・よかった。でもまだ餅が残ってるかもしれないから、もう少し調べるぞ」 アキラ 「あ・・んっ」 真名 「ん・・むああ・・(れろれろ)」 384 を見て妄想した 388 小太郎 友情 2006/01/01(日) 20 32 36 ID ??? 小太郎 友情 小太郎 「なあ、ネギ。俺と逢えて嬉しかったか?」 ネギ 「うん」 小太郎 「イギリスには友達いたんか?」 ネギ 「うん。でもどっちかというとアーニャは小うるさいお姉ちゃん見たい感じだった」 小太郎 「家族みたいなもんか?」 ネギ 「それに近いと思う。血が繋がっていないというだけだと思う」 小太郎 「そうか・・ええな」 ネギ 「小太郎君は?」 小太郎 「おらんかった。家族もな」 ネギ 「ゴメン・・」 小太郎 「別にええ、今は違うからな」 ネギ 「那波さんとかいるから?」 小太郎 「そうやな。でも、ちづ姉はおっかないときもあるからな」 ネギ 「・・なにされたの?」 小太郎 「エヴァがお前にやった地獄の特訓みたいな感じや。テレビとかでは放送でけへん」 ネギ 「・・僕たち生きててよかったね」 小太郎 「俺ら友達なのかな」 ネギ 「友達だよ」 小太郎 「そっか・・」 ネギ 「そうだよ」 完 389 希望 2006/01/01(日) 21 26 52 ID ??? 希望 1/4 私のいた世界はもう誰もいなかった どうやら私が最後の人間だったらしい 生きている最後の人間らしい 大きな建物は崩壊して風景の一部となっていた 水位は大きく上昇して、多くの陸地を飲み込んだ 光は真っ黒な雲に遮られ、めったに地上に差し込んでくることはなかった 大地は凍え、そこに命はなかった 風は吹き止むことはなく、すべてを吹き飛ばさん勢いで吹いていた 私より少し前に生きていた人間はすべて地下にいたらしい 地下にいた人間もやがては食料が尽き、お互いに争いあって死んでいったらしい そんな中、その地下都市に大地震が起こった 屋根になっている地盤が崩れ、多くがそこに埋まった 390 希望 2006/01/01(日) 21 28 20 ID ??? 2/4 私に親はいない 生きているかどうかという意味ではない 細胞から生まれた私には、親という存在がいないといえるだろう 私の最初の記憶は培養液の中の記憶だ ガラス越しに見える世界はとても狭かった そして私が始めてみた人間は、写真立てに入っていた笑顔の少年だった やがて私は外で生きることを許された 外でも生きていけると判断されてのことである 初めて触った床はとても冷たかった 私には知識がなかった。生きてゆける力がなかった そんな世界で私を育ててくれたのは一体のロボットだった 名を茶々丸といった 私には知的障害があった 自分の名前も覚えられないほど、脳に欠陥があったのだ 最後の人間が苦しみを理解できないというのは神の慈悲であろうか だが機械は私に知恵を与えてしまった 神の慈悲を無視してしまったのである それが幸か不幸かはわからない 391 希望 2006/01/01(日) 21 29 15 ID ??? 3/4 私の知恵は脳に直結された二つのユニットから送られる そのうちに髪が伸びた私はそのユニットを髪の毛で覆い隠した 過去のデータによればお団子という髪形になるらしい 二つのユニットは私に知恵を与えると同時に脳を修復した やがて私には感情が生まれ、気持ちが芽生えてきた 死にたくないという気持ちと、寂しさだ だが機械に死はない バックアップと機体さえあればそれは永遠に続く それがあればの話しだが 茶々丸に限界が訪れていることがわかった 私を作るためにバックアップユニットを使用してしまったらしい データを保持する機械も故障を直さずに、私のために使用したらしい 茶々丸と最後の会話をすることとなった 茶々丸はもう動かない 駆動部分はすでに朽ち果ていた 392 希望 2006/01/01(日) 21 32 05 ID ??? 4/4 茶々丸 「ワタシガ・・残スモノガ二ツアリマス」 表情は動かず、ただ口にあるスピーカーから抑揚のない声が流れた 茶々丸 「ボウダイナ魔力ト・・タイムマシンデス」 それでどうしろと? 茶々丸 「ココハ、アナタノイルベキセカイデハアリマセン・・タノシイ時代ガ・・アッタノデス」 その時代に? 茶々丸 「アノトキニ・・ネギセンセイトクラスノデス」 私が行くと? 茶々丸 「ソノ時代ニハワタシモイマス・・アナタニツクラレタワタシガ・・」 私が、あなたを作った? 茶々丸 「イキナサイ、チャオ・・アナタノイルベキ時代ニ・・」 茶々丸から渡されたタイムマシンには一枚のメモ用紙がついていた それにはあるものの制作方法が作られてあった 肉まんってなんだろう? ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」 いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた 前回、円にお話を体験させてもらった。桃太郎は鬼ヶ島で圧倒的な戦力差に絶望したんだなと思った ハルナ 「超さんにもこのくらいの設定がないとね~、でないとただの腹黒キャラ?」 しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・ ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった 超 「脳に直結するユニット作ったネ。いろんな幻覚を見せてくれるネ。穴をあけて差し込むだけの簡単装着ネ・・」 完
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/127.html
前ページ次ページSSまとめ 20-309 20-309 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2005/11/25(金) 19 05 25 ID 0W5Dv3hN エヴァ ゆうえんち 茶々丸 「どうしたのですか、マスター?」 エヴァ 「い、いや、なんでもない」 茶々丸 「なにを隠されたのですか?まさかエッチな本では・・」 エヴァ 「違う!あ、コラやめろ!」 茶々丸 「遊園地の・・パンフレット?」 エヴァ 「あう・・」 茶々丸 「行きたいのですか?」 エヴァ 「そ、そんなわけ・・」 茶々丸 「残念ですが、マスターは呪いにより学園から出ることはできません」 エヴァ 「そんなことは・・わかっている・・」 茶々丸 「マスター・・」 エヴァ 「ええい!抱きしめるな!」 茶々丸 「ナギ様を見つけ出して呪いを解いてもらいましょう。そして遊園地へ行きましょうね」 エヴァ 「そんなことはわかっている!だからやめむぐぐ・・」 茶々丸 「マスター・・」 それとも葉加瀬たちに頼んで遊園地を作ってもらったほうが早いのでしょうか? 完 20-314 20-314 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 20 03 12 ID ??? フミカ「2学期期末テスト、全科目終了ですー!」 フーカ「遊びタイガーッ!」 セツナ「むぅ・・・お、お嬢様はいかがでした?」 コノカ「んーせやなぁ。数学で、三平方の定理を証明する問題があったやんかぁ。あれがよーでけへんかってんw」 クー「ホホゥ、サンヘイホーノテーリヲショーメイ・・・?あまり聞かない中国語アルネ」 シイナ「何言ってるのよ、くーふぇ。それは、中国語じゃなくて韓国語だよ。きっと!イ・ビョンホン様萌え〜」 ミサ「えー、それより今は亀梨くんでしょ。それに、WATもいいよね〜」 アキラ「WATかー。私、ウェンツくんが好きだな」 一同「「「えーw」」」 ザジ「(´・ω・`)・・・」 チウ「ん、どうした?ザジ」 ザジ「テストだめだったのもあるけど、みんなの会話が楽しそうで・・・」 チウ「・・・。行ってこいよ、ザジ」 ザジ「(・ω・`)?」 チウ「私は自分からアイツらとの交信・・・っつーか接触を拒んでる。けど、お前は違うだろ?仲良く話に入って来いよ」 ザジ「でも・・・ちうが独りぼっちになっちゃうよ」 チウ「ははっ。何言ってるんだ。もともと私は一匹狼、孤高の女だよ。さっ、みんなの輪に入っておいで」 ザジ「分かった・・・」 クギミ「私はねぇ、高等部の杉内先輩とかがいいかなぁ。あとは横山先輩もカッコイイよねー」 ユーナ「あっはっはっは。なにその面食いメンバーはw」 ザジ「私は・・・」 アスナ「珍しいね、ザジちゃんから入ってくるなんて」 アサクラ「誰だれ?ザジちゃんの好きな子!(゚∀゚ )」 ザジ「私が・・・///・・・私が一番大好きなのはねぇ・・・ちう!」 チウ「Σ(゚Д゚ )」 ミサ「ちう・・・って誰?」 コノカ「ほら・・・あの子ちゃうん?ネットアイドルの」 アスナ「あー、あのときの子か、ザジちゃん女の子が好きなのかー。かあいい〜♪」 ザジ「(´・ω・`*)」 チウ「・・・///(ザジ・・・)」 20-325 20-325 名前:まとめ/17/02より[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 21 53 26 ID ??? 17-158 哀れな神と、宵の頃に? 投獄されてから2週間が過ぎたが、今だに脱獄の良い案は浮かばない。 あまりに頑丈な結界が張ってあるうえ、この家の中は、魔力封じの呪まで施してあるようだ。 孤児院に預けられた子供達の身が案じられる。ちゃんとやってるだろうか。 しかし、子供達を思うが故に、反省、という言葉は千草の頭の中にはなかった。反省した所で、借金が減る 訳ではない。愚痴る前に考えるべくは、脱獄という名の解決策。 暫く過ごして気付いたのは、どうやらこの魔力封じには、“生物”を媒介に使っているらしい事が分かった。 それならば、符の何倍もの強力な力がこの家に宿るのにも頷ける。しかし、一向にその気配が掴めない。 とはいっても、おおよその見当はついている。この家に一つだけ存在する、開かずの間。 勿論、扉が開かない原因は分かりきっているため、恐怖心の対象にはなり得ないが。 「まずはこの扉、開けな、な」 ガッチリと固められた符には、ここら一帯に張ってある結界と同じく、何重にも印が結んであり、そのまま 解読しようとすれば、千草の抱える刑期よりも時間が掛かってしまう。その答えに至るまでですら、5時間を 要した。千草は一度引き上げ、開かずの間のある部屋の襖を閉めた。 20-326 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 21 54 02 ID ??? キッチンに戻ると、相変わらず自分の家の間取りよりも広いこのリビングに不快感を覚えた。 自分で言うのもなんだが、なぜ悪い事をした人間が、純粋無垢な子供達よりも良い暮らしができるのか。 一体どこから出た金でこの家を建てたのかが、不思議でならない。孤児院に子供達を預けているため、 今までよりは幾分ましな暮らしになっているだろうが、大人が悪い事をしたお陰で子供達が良い暮らしが できる、という社会構図にはやはり納得がいかない。 募る不快感を頭の隅に押しやり、夕飯の用意を始めた。全く、食事までもが今までよりも豪華になっている。 確かに、自分にとっては反省が促される暮らしかもしれなかった。改心するまでには至らずとも。 釜の中でかき混ぜたビーフシチューの薫りがリビングを満たしていく。その薫りは、疲れていたためか、 薄く開いてしまっていた開かずの間への襖を通り抜けて、僅かにその扉の中に染み込んでいった。 ゴトリ、という音に千草が肩をビクつかせ、後ろを振り返った。 20-974 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/12/05(月) 23 48 00 ID ??? 哀れな神と、宵の頃に? 「このか……お嬢様……?」 年の頃は5、6歳といったところか。薄汚れた着物に身を包んだ、このかに瓜二つの子供が、眠たそうな顔で 襖の奥からふらふらと姿を現した。慌てて開かずの間へと戻って確認をとると、やはり扉が開いている。 「ククク……フフフフ……アッハハハハ!!なんちゅう甘い管理や。これならどないなアホでも逃げ出せて しまいますえ」 千草の高笑いに驚いて、このかそっくりの子供がぐずり始めた。しかし、千草はそんな事は気にも留めず、 台所に戻って料理に手を着け始める。自分の子供は大切だが、他人の子には興味はない。 しかし、向こうも残酷な事をする。たかが犯罪者のために、あんな所に子供を閉じ込めておくとは。これでは どちらが犯罪者だか分かったものではない。やはり、裏の世界にはこういうえげつない汚さがある。 人の事を言えた義理ではないが、魔法関係者にはどこか、基本的な倫理観が欠けている者が多い。人智を超えた 力を得たために起きた代償なのか。 ともかくまぁ、これで魔力封じは解除できたも同然、問題の半分以上が解決したことになる。 そこでふと、千草の頭の中に疑問が浮かんだ。もし、自分が来た当日にこの子供を閉じ込めておいたのだと したら、少なくともここ2週間、この子供は食事をとっていないことになる。もちろん、只の人間では有り得ない。 それに何故、このかに似ているのか。これはもう、双子と言っても差し支えない。 できあがった料理を食卓へと並べた千草は、側で泣いている子供を尻目に、ビーフシチューを頬ばり始めた。 潤んだ瞳で見つめ返してくる子供に尋ねてみる。 「食べたいのかえ?このかお嬢様」 こくり、とその子供が小さく頷いた。恐らく人外であろうが、腹を空かせて出てきたのには間違いあるまい。 しかし、千草は笑ってその期待を裏切る。 「お前なんかにやる食べ物はあらへん。ここにいたのが運の尽きや。黙ってそこに座っとりなはれ」 千草は子供に逃げられないように、開かずの間への襖をガムテープで堅く塞いだ。 20-330 20-330 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2005/11/25(金) 22 15 51 ID s3qxQ2Mu ガターン ネギ「わ!大丈夫ですか長瀬さん!」 楓「あ・・まあ・・」 ネギ「寝てただけですか・・・どこかぶつけてませんか?」 楓「陸奥でぶつけて肥前で死んだでござる」 ネギ「帰ってきてください長瀬さん」 20-331 20-331 名前:ネギぽに[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 22 37 48 ID ??? まき絵「カニ食べたーい!」 千雨「じゃあ食えよ」 まき絵「いやそーゆーことじゃなくてー・・やっぱこの季節はカニだよカニ!やっぱカニって言ったらタラバだよタラバ!」 千雨「早乙女ー、借りてた本面白かったよ」 ハルナ「でしょー、面白いよねー」 まき絵「あの口の中でとろけるような食感・・・うーんたまんなーい」 あやか「そういえば来月のキャンプ教室ってどうなってるんですの?」 ネギ「参加自由なので特に言いませんでしたが2泊3日のちょっとした旅行です」 千雨「私はめんどくさいし(HPの更新もあるし)行かないよ」 ネギ「行く人はあまりいないようですね。まき絵さんは?」 まき絵「その身をタレにつけて・・こうちゅるっと・・・おいしーい!」 ネギ「問題外ですね」 千雨「ああ・・問題外だ」 20-335 20-335 名前:愛と欲望の日々[sage] 投稿日:2005/11/25(金) 23 10 15 ID ??? ザジ「千雨 話がある」 千雨「なに〜?」 ザジ「生理がとまったんだ」 千雨「マジで!? はぁぁああ!? なんで!? なんで!?」 ザジ「そりゃあいろいろ原因はあるよ 最近の千雨は強引だったし…」 千雨「いやいやいや 騙されないから!! あたしら女同士じゃん!? 例えザー〇ン出せても染色体同じじゃん!? だったらできねぇよ〜 できるわけねぇよ〜」 ザジ「まあ とりあえず明日産婦人科いってくるから」 千雨「聞いてた!? 人の話! 女同士だからできるわけないんだって!」 ザジ「千雨は−ほしくないの?」 千雨「え?」 ザジ「私たちの子供」 千雨「……………」 ザジ「私は…欲しい」千雨「…でもな、そんな甘いことじゃないんだよ 子供の親になるってことは あたしらは中学生だ 親の金で生きてる ようなあたしらが子供なんか養えると思うか? ましてやてまだ人間的に未熟だってのに ガキを育てることなんざできるわけねーだろ? 一時の快楽で生まれたガキを 幸せにするなんて簡単にはできないんだ だから私は生むのは反対だ」 一時沈黙が流れた ザジ「うぅっ」 千雨「おい何処いくんだザジ!」 ザジは泣きながら部屋を飛び出した 千雨「あのばか」 20-348 名前:愛と欲望の日々[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 00 22 31 ID ??? ザジと千雨の部屋の前 朝倉「(どうしよう… 今すごいこと聞いちゃった まさかザジさんが妊娠しただなんて しかも相手はちうちゃん!? そんなバカな! 女同士の性交が成功するなんて! ってなにダジャレてんだ私は!)」 すると後ろからさよがきた さよ「朝倉さーん 今ザジさんが泣きながらすごい勢いで通りませんでした? あちらは悲しいことに私の存在に気付いてませんでしたが」 朝倉「(私が廊下から確実に聞こえたフレーズは [私は生むのは反対だ] たったのこれのみ 他にも[快楽]だとか[子供]という連想させる単語は聞こえたが…ダメだ やはり確信的な確固たる証拠がなければ……)」 さよ「朝倉さーん きいてます? どうかしました?」 朝倉和美の急に顔がにやける 朝倉「(ククク… そうだ 私にはこの子がいるんだ 証拠なんかいくらでも手に入る)」 さよ「あーさーくー!!もがっ」 朝倉はいきなりさよの唇に吸い付いた さよ「んふ んんっ ぷはっ ふうっふうっ 朝倉さん…! こんな人が通る所で… 恥ずかしいです」 朝倉「さよちゃん… 頼みがあるんだけどきいてくれる?」 さよ「私にできることならなんでも」 さよは朝倉にメロメロちなっている 朝倉「実はね…(この子は可愛がっておけばなんだってする 馬鹿な子… でも頼むわよ さよちゃん…)」 20-353 名前:愛と欲望の日々[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 01 05 21 ID ??? ザジ「うう…ぅっうヒック」 ザジは外のベンチで泣いていた 新田「おい そこにいるのは誰だ」 ザジはパトロール中の新田に見つかった ザジ「!! うぇっうぅっうっ」 新田「お前は3ーAのザジなんとかじゃないか …おい泣いているのか?」 ザジ「ヒック …大丈夫ヒック」 新田はザジに缶コーヒーを買ってあげた 自身はおしるこのようだ カポシュッ 新田「のみなさい 落ち着くから」 ザジ「……ありがとうございます」 ザジは少しコーヒーを飲んだ 温かくておいしい 新田「なにがあったかは知らん 別に詮索はしないが… うん そうだな… 恋人とケンカでもしたんだろう」 ザジ「!! えっ なんでわかったの?」 新田「フッ ラブ臭がしたからさ 甘く切ない香りがね…」 ザジ「………」 ザジは反応しなかった 新田「まあ よくある話さ 女房とよくケンカする 学園長とせるぴこくんと高畑くんとで合コンするんだよ時々 まあこの前は他校の女教師が相手でね………………………」 新田はそれから1時間ぐらいその話をした ザジ「(うざい)」 新田「まあとにかくだ 相手と話してみないことには何もはじまらない 何が原因かは知らんがお前は人の痛みがわかる人間だ 今すぐじゃなくてもいつかは仲直りできるさ じゃあな」 キュンッ 彼がザジの初恋男性だった 「ありがとう 新田」 完 20-344 20-344 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 00 13 06 ID ??? ※BGM:ハンバーガーショップ/嘉門達夫(古っ お客様編 その1 店員「いらっしゃいませー! ご注文はお決まりですかぁ?」 千雨「チーズバーガーひとつ」 店員「チーズバーガーがおひとつですね。ごいっしょにポテトはいかがですかぁ?」 千雨「チーズバーガーひとつ」 店員「…お、お飲み物などはいかがで…」 千雨「 チ ー ズ バ ー ガ ー ひ と つ 。 」 店員「…セ、セットですと、お安くなります…よ…」 千雨「…………………………。」 店員「ち、チーズバーガーおひとつですね、少々お待ちください…」 千雨「…ちっ、だからこういう店はキライなんだよ…」 店員「ううっ…」 その2 店員「いらっしゃいませー! ご注文はお決まりですかぁ?」 ザジ「…うーんと」 店員「ポテトとドリンクのセットですと、お安くなっておりますよ」 ザジ「…チサメは、何が好きだと思う?」 店員「……はい?」 ザジ「…チサメが好きなのがいい」 店員「ちさ……えと、どなたのことでしょう…?」 ザジ「…そうだ、チサメに聞いてこよう」 店員「え…あ、ちょ、ちょっとお客様ー!?」 20-346 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 00 14 42 ID ??? その3 店員「いらっしゃいませー! ご注文はお決まりですかぁ?」 夕映「チーズバーガーをひとつ、くださいです」 店員「チーズバーガーがおひとつですね。ごいっしょにポテトかドリンクはいかがですかぁ?」 夕映「では抹茶コーラを」 店員「かしこまりましたぁ、まっ……えーあの、もう一度お聞きしてもよろしいでしょうか?」 夕映「抹茶コーラです。あ、サイズはSを」 店員「Sサイズですね、かしこま……じゃなくてですねお客様。な、何をおっしゃっているのかよくわからないのですが…」 夕映「…まさか、抹茶コーラを置いてないと言うですか」 店員「は、はい……当店では取り扱っておりません……というか聞いたこともありませんというか」 夕映「何ということでしょう……この麻帆良に店を構えておきながら抹茶コーラを知らぬとは……」 店員「はぁ…すみません…?」 夕映「いいです。こうなったら抹茶コーラの何たるかをみっちり教えてあげましょう。ちょっとそこに座るです」 店員「え、いえあの、お客様?」 夕映「座るデス!」 店員「は、はいっ!」 夕映「ふふふ、今日からあなたも、抹茶コーラ無しでは生きられぬ体にして差し上げますです…」 店員「ひ、ひぃぃぃ!」 曲聴いてたら浮かんできた(´・ω・`) 20-345 20-345 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 00 13 17 ID ??? 夕映 玄人の業 夕映 「・・・」 真名 「ん、どうした?綾瀬?」 夕映 「おいしそうです・・」 真名 「?」 夕映 「龍宮さん、それを譲ってほしいのですが」 真名 「このペットボトルか?それはかまわんが・・」 夕映 「ほ、本当ですか?ありがとうございます」 真名 「ああ、しかしどうするんだ?おまえは・・うわ!」 夕映 (ごくごく) 真名 「おい、大丈夫か!?それは」 夕映 「ぷはあ〜!この粘りとまろみ、たまりません。臭みも玄人好みですね・・」 真名 「・・・」 夕映 「有り難うございました。また、譲ってくださいね、このジュース」 真名 「あ、ああ・・」 真名 「あれはメンテナンス用のオイルだったんだが・・おいしいのか?」 *決して真似しないでください。素人にはお勧めできません* 完 20-357 20-357 名前:エヴァ おやすみ[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 02 03 04 ID ??? 20-332より エヴァ おやすみ 1/2 エヴァ 「ぼーや、いいかげんにしないか」 ネギ 「う〜」 エヴァ 「まったく、まさかぼーやがこんなことになるとはな・・」 いつもの修行のあと、私たちはログハウスに戻ってきた ログハウス内は私の作り上げたリゾートとは違いずいぶんと寒い それもそのはずだ、外を見れば雪が降っている。凍えるほどとは言わないがその寒さは身にしみる そんな時、ぼーやが私に尋ねてきた ネギ 「マスターのところにはコタツがないんですか?」 そういえば昔はそんなものも使っていた記憶がある。いまは囲炉裏を使っているので、ここしばらくは出した覚えはない エヴァ 「茶々丸、コタツはどこにしまったかな?あるなら出してくれ、ぼーやが使いたいそうだ」 茶々丸 「わかりましたマスター」 それを聞いたぼーやの顔がぱっと明るくなった ネギ 「あるんですか!茶々丸さん、ぜひ出してください。僕、コタツ大好きなんです!」 ぼーやにせがまれ、一瞬、茶々丸の顔が赤くなったように見えた 茶々丸 「わ、わかりましたネギ先生。しばらくお待ちください」 私のログハウスの居間の中央に大きな絨毯がひかれる。そしてその上に少し古くなったコタツが設置された どこから持ってきたのかはわからないが、茶々丸が籠に入ったみかんをコタツの上に置く このあたりは茶々丸のこだわりであろうか・・ おそらくは”コタツにみかん”というフレーズをどこかに記憶しているのだろう ネギ 「うわぁ、コタツだぁ・・」 ぼーやの目が輝いている。まるで宝物を見つけた冒険家のような目である そしてぼーやはいそいそとコタツに入り込んでいった。うつ伏せになり、首までもぐりこんだその姿は亀のようだ しかしながらその顔はネコのようである。目を細め、今にも”うにゃ〜ん”と言いそうな顔だ 私はその無邪気なぼーやの姿を見てくすりと笑う。やはり、まだぼーやはぼーやなんだなと思う 20-358 名前:エヴァ おやすみ[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 02 04 48 ID ??? 2/2 ぼーやはいつになってもコタツから出てこない もうすでに大人も寝るような時間だ。このままここで寝られたら風邪をひくかもしれない エヴァ 「ぼーや、いいかげんにしないか」 ネギ 「う〜」 まったく困ったものだ。普段わがままを言わないだけにどう対処していいわからない。だがそんなとき・・ 茶々丸 「マスター、コタツ布団というのはどうでしょうか?」 コタツ布団、布団の上にコタツを設置して最高の暖房効果を得るというアレ その保温効果、および睡眠効果は絶大ではあるが、他人に見られたらダメ人間の烙印を押されてしまうという諸刃の剣 ネギ 「え、なんですかコタツ布団って!?」 茶々丸 「それはですね・・」 ネギ 「ぜひお願いします。そうか、そんな眠り方もあったんだ。うれしいなぁ〜」 今ここでぼーやからコタツを取り上げたら二度と立ち上がれないかもしれない それも面白いかとも思ったが、そんな大人気ないことをする気にはなれなかった 私も丸くなったものだ。ゼロがそう言うのもわかる気がする いよいよコタツ布団が設置された。上半身は布団、下半身はコタツ。まったくもって見苦しい、堕落の極みだ ぼーやがその布団の中に入り、ゴロゴロし始める。とてもうれしそうだ。ナギの情報を得たときもこんな顔をしていたな そうか、ナギとコタツは同じなのか・・ ネギ 「マスターも一緒に寝ませんか?暖かいですよ?」 エヴァ 「な!私もだと?」 茶々丸 「・・・私はお邪魔なようなので失礼させていただきます」 そういって茶々丸は今の電気を消して出ていった。茶々丸のやつ、余計な気を使いおって・・ ニコニコの顔で布団をめくり上げ、私を誘うぼーやの姿を見て私は誘いを断ることはできなかった 雪の降り積もる音が聞こえるような気がする。そのくらい居間は静寂に包まれた やがてその静寂の中にぼーやの寝息が小さく響く さて、その寝息を聞きながら私も闇に沈むとしようか 完 20-361 20-361 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 02 38 03 ID ??? 星空の下1 「風呂上がりに夜風を浴びると、風邪を引くでござるよ」 五右衛門風呂の火をテント近くの薪に移し終わって、楓は木の幹に寄りかかっている刹那に注意をする。 注意をされてしまった刹那は、楓を見てふっと微笑んでから空を見上げる。 「いいじゃないか、今日くらいは。こんな星空なら、風邪を引いたって見ていたい」 「ほう…確かに見事な星空ではあるが… そこまで感動するものでござろうか?」 楓はいつの間にか刹那の隣に座り、同じ様に幹に背を預ける。 問われたことにそうだな、と頷いてから刹那はまた空を見上げる。 そんな彼女を数秒見つめ、再び同じ様に楓も空を見上げる。 「なんで感動するのか、か」 「そんなに深い意味の質問ではない、悩むことはないでござるよ」 感動するものに、理由は要らない。 楓自身、今まで感動してきたことは沢山あった。 しかしそれは、〜だから感動した、と答えられるような理由の無いものばかりだった。 見上げすぎて疲れたのか首をマッサージしながら、刹那はそうだな…、と呟いた。 20-362 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 02 43 37 ID ??? 星空の下2 「星空だけじゃないのかもしれない」 「…む?」 刹那の伝えたい真意がいまいちよく分からない楓は、気の抜けるような返事をする。 上に向けていた顔を顔をこちらに向け、困ったように笑う刹那を見つめる。 「楓と一緒に見る星空に、感動しているのかもしれないな」 「ふむ、拙者と一緒に見るからか…確かに普段のお主は、 疲れているのか空など見ずにすぐに寝てしまうでござるな」 「はは…ここは修行に適しているからな。つい無理をしてしまって」 それではどちらを選んでも最後には体を壊してしまう、楓はそう思った。 小さな子供のように星空に夢中になっている刹那の手を掴み、半ば無理矢理立ち上がらせる。 「それにしても、ここは少々寒い。テントから顔を出して見るのも、中々乙なものでござろう」 「しかし、焚き火の光があっては小さな星が見えなくなってしまうぞ」 残念そうに楓を見上げる刹那。楓はその頭を一撫でして、微笑む。 「消せばいいではござらんか。寒くなったなら、二人でくっつけば暖かい」 「…そうだな。それも中々乙なものだな」 互いに顔を見合わせ、また微笑む。 焚き火を消して、テントの中へ。 「寒くはないか」 「平気でござるよ」 二人で見上げた星空の下。 囁きあっては、身体を寄せた。 完 20-363 20-363 名前:ちう万歳[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 03 45 21 ID ??? ちうxネギ 「はぁ・・・・。」 ため息をつきながらキーボードにだらしなく寝そべる千雨。 先月から自分が立ち上げたネットアイドルサイト「ちうのページ」のアクセス数が 減少しているのが今の彼女の悩みの種らしい。 「・・・なんでだぁ〜! 常連のアクセスも最近減ってる・・・」 無造作に頭をかきむしりながらボヤく千雨。 日曜日の朝(というか半分昼)、彼女はパジャマ姿で頭ぼさぼさのまま、 いつものように独り言を部屋に響かせる。 「コンコン・・・」 部屋に小さな音が響いた。誰かが来たらしい。 千雨はめんどくさがりながらも立ち上がり部屋の入り口まで行き扉を開ける。 「なんだよ、せっかくの休みに・・・・」 また独り言だ。 「ガチャ!」 「・・・なんですかー?」 扉の向こうには、いつものスーツ姿と違い年相応の服を着たネギが立っていた。 「な・・・、何のご用ですか? ネギ先生。」 ぼさぼさの髪とパジャマが恥ずかしいのか、扉に体と顔を半分かくして問いかける千雨。 そんな彼女に構わずネギは問いに答えた。 「えーっと・・・。最近千雨さんが元気なさそうなので、ちょっと心配になって・・・。」 「ボクでよければ相談にのりますけど・・・?」 「・・・なっ!?」 ホームページのアクセス数が減っていることが、悩みの原因とは言えない千雨は 困ってしまう。ぼさぼさのパジャマ姿の恥ずかしさにあわせ、さらに顔が紅潮する。 「と・・・・とりあえず、ちょっと待て! 着替えてくるからな。な?」 20-364 名前:ちう万歳[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 03 47 49 ID ??? 「バタムッ!!」 「・・・・。」 勢いよく扉を閉め、パジャマを脱ぎながらまたいつもの独り言を始める。 「ぉぃぉぃぉぃ・・・。なんでアイツは首つっこみたがるんだ〜?」 「ホームページのアクセス数が減ったのが悩みなんて言えるわけねーだろうがよー」 「てきとーに嘘ついて追い返すとするか」 「ペラペラペラ・・・・」 彼女にとって独り言は自分を落ち着かせるための手段。 普段、無口な彼女は他人に積極的に話しかけることが少ない。 自分の意見がない訳ではない。それを表に出すのが嫌い・苦手なのだ。 いつも表に出さない分、一人のときは発散し自分を落ち着かせる。 しかし今回はそれが裏目に出た。 「・・・・・・。」 「・・・・・・。」 パジャマを脱いで上半身裸になった千雨の後ろにぽつーんとネギが立っている。 「・・・・・・。」 「あのー、千雨さん。ホームページのことで悩んでいたんですか?」 千雨はまだ状況が飲み込めていないようで固まっている。 状況を整理しようと彼女の頭は今フル回転だ。 「て、てめーーーー!!! なにしてやがるーーーッ!!!」 「い、いいいい、いいい、今の聞いたのかーーー?!」 20-365 名前:ちう万歳[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 03 48 20 ID ??? 普段はネギに対して敬語を使う千雨だがタメ口で叫ぶ。 上半身裸なのも忘れて、相当あわてているようだ。 「・・・っていうか、いつの間に部屋に入ってるんだよ!コラ!」 「きゃあ〜! む、胸!?」 徐々に状況が飲み込み始め千雨は胸を隠しながらしゃがみ込んだ。 平均に比べ背の高い千雨だが10歳のネギよりも目線が低くなる。 しゃがんだ拍子にメガネが床にカタンと落ちた。 (あ〜聞かれた〜聞かれちまった〜 こいつはなんで人の部屋に勝手に入り込むんだよ・・・) (そういえば、この前もいつのまにか部屋に入ってやがったし・・・・) (きゃあ!とか言っちまった・・・相手は10歳だぞ・・・・別に恥ずかしがることないだろ・・・) 自分を落ち着かせるように頭の中で自分に語りかける。 瞳はうっすらと涙が浮かんでいる。恥ずかしさと驚きで涙腺がゆるんだようだ。 「ご、ごめんなさい!千雨さん〜!」 子供のネギは、千雨が何故泣いているのかわからず謝る。 「・・・ボク、"ちうのページ"いつも見てますけど千雨さんはスゴイと思いますよ」 「写真も可愛いし、日記やコラムも幅広いジャンルかいてあって読んでいて飽きません。」 「ホームページのアクセス数が減ったのも今だけですよ。」 「そのうちまたたくさんの人が来てくれますよ。」 「あ、あと○○とかXXXとかとても・・・・・」 20-366 名前:ちう万歳[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 03 48 52 ID ??? パニック状態になり不意をつかれたのか涙腺がゆるむ。 涙とともに感情の波が関を切って溢れ出し、千雨はそのまま数十分ネギに抱かれながら泣いた。 「落ち着きましたか・・・・? 千雨さん?」 ようやく泣きやんだ彼女にネギは優しく話しかける。 千雨はうつむいたまま小さな声でつぶやく。 「・・・・・・・なよ。」 「え? なんです?」 「・・・・誰にも言うなよ!・・・・私が泣いたってこと!」 赤くした目でネギを見つめながら千雨は言った。 「はい。大丈夫ですよ。」 そう言った笑顔には本当の優しさがあった。 その笑みに千雨の頬も赤く染まる。それに吊られてネギの頬も赤くなる。 「じゃ、じゃあボクは帰りますね!」 「千雨さん!頑張ってください!何かあったらまた相談してください!」 妙にカクカクした動きで落ちたメガネを拾い千雨へ手渡し、出口へ向かうネギ。 扉を開けた時、千雨が言った。 「先生、ありがと・・・・」 千雨はメガネをハズした素顔でネギに向かって笑顔で礼を言った。 いつもはメガネをしないで人前に出ると緊張してしまう千雨だが、自然に笑うことができた。 20-367 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/26(土) 03 50 18 ID ??? 『少しの勇気が本当の魔法』 ネギ・スプリングフィールド。サウザンド・マスターの息子。 彼の本当の力は周りの人々に笑顔(勇気)を与える、その優しさなのかもしれない。 END ・・・・その後、千雨が恥ずかしさで悶え死んだのは言うまでもない。 前ページ次ページSSまとめ